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GEAR

【日本初レビュー?!】GIVIのUT806はキャンプツーリングにおすすめしたい大容量シートバッグ【セミハードシェル】

積載性能の低いバイクでも快適にキャンプへ行きたい

BMW G310GSでキャンプ

車と比較して積載できる荷物の量が少ないバイクという乗り物。特にスポーツタイプのバイクが顕著な例かと思います。
反面アドベンチャーモデルやツアラーは、純正のパニアケースが用意されていたりシートが大柄だったりと、荷物の運搬にも適した構造になっていてキャンプ向きと言えるでしょう。

カワサキ W650アップタイプマフラー

筆者が現在乗っているバイクはカワサキのW650というバイク。いわゆるネイキッドバイクです。

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もともと積載が極端に苦手な車種ではありません。WEB上では荷物を満載にしてキャンプへ行っているライダーもよく見かけます。
ただ、私の車両はカスタムの関係で積載が制限される仕様になってしまいました。

カワサキW650のマフラー近影

例えばマフラーをアップタイプに変更しているためサイドバッグは片側にしかつけられません。尚且つステーが干渉するためリアキャリアの装着も不可能になりました。またワンオフで作ったシートは幅が狭くなったことで荷物を載せられる面積が少なくなっています。

一般的な大容量のシートバッグを積載しようとすると座りが悪いため、荷物量が多くなるキャンプでこの車両を使うのはやや消極的でした。

GIVI UT806

そんなときたまたま見つけたGIVIのUT806というシートバッグ。使い勝手が良く積載も非常に楽になったので、今回はディティールや機能をご紹介したいと思います。ネットで調べてもインプレ的なものが見当たらないので、日本初かもしれません。私と同じ悩みを抱えている、もしくは導入を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

GIVIってどんなブランド

世界的ブランドGIVI

GIVIの製品を多く取り扱うデイトナのHPを見ると、下記のように説明していました。

1. 世界70ヶ国以上で40年以上世界一の販売実績。
2. 安全性と機能性を両立させたイタリアでのデザイン商品開発
3. 市場最多の商品ラインアップと幅広い車種へのマッチング

日本の街中でもGIVIのリアボックスを取り付けているバイクをよく見かけます。バイク用品製造の第一線を走り続けているグローバル企業と言って間違いないでしょう。

UT806はこんな人におすすめです

BMW R100RSとUT806

私が思う「使ったら幸せになれる人」を先に書いておきます。

・既存のシートバッグでは積載が安定せず不満を持っている
・ギアはあれこれ持っていきたい
・見た目はシンプルなほうがすき
・人と被らないものが欲しい
・バッグ自体に防水性を求める(レインカバーは使いたくない)

製品名

容量 寸法 カラー
UT806 65L 420×680×340mm ブラック

ちなみにUT806は実勢価格3万5千円くらいとちょっとお高め。筆者はブラックフライデーのタイミングで海外通販しました。大体2万5千円くらいだったと記憶しています。

付属品

UT806の付属品

バッグに付属するのは、取り扱い説明書、固定ベルト(4本)、ショルダーベルト(1本)。
※筆者は海外から直接購入したので、取扱説明書が外国語表記になっています。

優れた安定感を実現する特徴的なフォルム

UT806を横から

UT806の最大の特徴といえば、えぐられた底面でしょう。

W650にUT806を載せた様子

実際にシートへ取り付けしてみると、底面がシートを跨ぐような座りになり非常に安定します。

UT806の裏面

裏面はこんな作り。UT806は底面にセミハード素材を使っているため、荷物量にかかわらず形崩れしづらく安定して積載することができます。グリップ力を上げるためなのか幾何学的な模様が入っています。

取り付け方法はシンプル

UT806の取り付け

バッグと車両との固定はとてもシンプル。固定ベルトを車両にひっかけ(もしくは巻きつけ)、

UT806のバックル部分

その先端をバッグの樹脂バックルに通すだけです。

UT806で持っていったアウトドア道具たち

UT806で収納した道具たち

上の写真はUT806に入れて持って行ったキャンプ道具。
大容量のメインスペースには、真冬用のシュラフ(アルパインバロウバッグ#1/モンベル)やソロテント(パンダライト/テンマクデザイン)、イス(チェアワン/ヘリノックス)も余裕で収まります。写真には写っていませんが、一眼レフを一台とレンズを一本持って行きました。左右に設けられたサイドポケットには、バイク用のグローブや財布、モバイルバッテリーを収納ました。独立した作りになっているため、素早く取り出せてとても便利です。

痒いところに手が届く細かい作り込み

強靭なポリエステル生地を採用

UT806は高い靭性を持つポリエステル生地が採用されているようです。しっかりとした質感があり、擦れなどにも強いことが予想されます。

UT806には4箇所のループが設けられています

バッグの側面にはフックなどをかけられるループが4箇所ついています。

UT806の上部にパンダライトとチェアワンを載せた様子

ネットを使うことでバッグ上部に荷物を固定できるようになります。荷物の座りもよく安定感は上々です。

UT806のメインスペースにある収納ポケット

メインスペースにはチャック付きのポケットがあります。細かい物などをしまっておくのにいいですね。

反射リフレクター

容量が表記されている帯状の部分をよく見ると、リフレクター(反射素材)素材になっています。
暗い中でも後方からの視認性を向上させる配慮ですね。バイク用品では特段珍しい要素ではありませんが、ぬかりなく盛り込んでくるあたりGIVIの高い安全意識を感じます。

 

ファスナーの金具には大きめの穴が開いているため、鍵を取り付けることも可能です。

UT806のハンドルグリップ

バッグの左右には丈夫そうなグリップが設けられています。

UT806をW650に載せる様子

65Lという大容量ゆえ、荷物をフルに詰めた時はそれなりの重量になるので、バイクへの積載時やキャンプ場で下ろす際にとても便利でした。

UT806の収納時はコンパクト

畳むとこのくらいぺったんこに。収納の際もかさばりません。

雨でも使える防水仕様

インナーバッグはロールトップ形状

UT806の防水性能について。アウターシェルの内側には薄手のインナーバッグが縫い付けられています。
ロールトップ構造になっている開口部をぐるぐると巻き、バックルで固定することで水の侵入を強固に防ぐ仕様です。

止水ファスナーとフラップ

メインスペースやサイドポケットの開口部には止水ファスナーが採用されています。よく見るとファスナーの上にひさしのようにフラップがついているため、より雨水が進入しづらい工夫がされていました。
ただしメーカーの商品ページを見ると下記のような注意書きが。

この商品は完全防水ではありません。 長時間の使用や激しい雨の日に使用しますと、開口部及び接合部より水が侵入する場合があります。

今回は天気が良かったため残念ながら防水性能をテストすることはできませんでしたが、作りを見る限り雨対策はしっかりされているようです。

UT806を使う上で注意したい点とその対策

UT806を斜めから

全体的に満足度の高いシートバッグUT806でしたが、使った上で気づいた点も書いておきます。

R100RSの純正パニアケースとUT806

1点目はパニアケースと併用した時に気づいたことです。
UT806は65Lという大容量のため左右の張り出しは大きめ。上方向に開閉するパニアケースの場合、蓋が当たってしまい中の荷物が取り出せなくなる可能性があります。パニアケースにはキャンプ場に到着してから使うものだけを入れるなど工夫が必要です。
※上の写真のパニアケースのように、横開きタイプだと特段気にする必要はありません。

UT806の紐が長い

もう一点は固定用のベルトが長いということ。これは様々な車種に取り付けできるように汎用性を持たせた結果だと思いますが、
車種によってはだいぶ長さが余ることになります。タイヤなどに巻き込む可能性があるため、だらんとさせたまま走ることはできません。初めはグルグル巻いたあと縛っていました。

UT806の長い紐を束ねた様子

私はゴム製のバンドが手元にあったので、それを使って束ねました。バッグを外すたびに余った紐の処理に面倒くささを感じていましたが、ちょっとした工夫をすることで使い勝手が大幅に向上しました。

 

まとめ

W650にも安定して積載できるシートバッグUT806

というわけでGIVIの大容量バッグUT806のレビューでした。

特徴をまとめると下記のようなバッグです。

・キャンツーで重宝する大容量
・セミハード素材を使った底面は安定感抜群
・細部まで作り込まれた高いクオリティ
・シンプルで無駄のないデザイン

最後に星で評価してみたいと思います。

安定感★★★★☆ (バイクへ装着した際の座りの良さ)
積載量★★★★☆ (容量)
機能性★★★★☆ (取り付けのしやすさ、各部の操作性など)
適応力★★★☆☆ (荷物量が変化した時に対応できるか)

防水性???

※個人的な主観です。今回は雨天走行でのテストをしていないため防水性は未評価としました。

お値段は少し張りますが、細部の作りや使い勝手を知ると納得できる金額です。まさに質実剛健な仕上がりで、買ってよかったと思えるシートバッグでした。積載に安定感を求めたい方やシンプルなデザインのシートバッグをお探しの方はぜひご検討ください。

MAAGZ最後までお読みいただきありがとうございました。

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