キャンプを続けていくうちに増えていくのが、キッチン周りや焚火に使用する小物のギアです。小物はテントや机などの大物よりもリーズナブルなので、ついつい手を出してしまうのは著者だけではないはずです。
そんな小物の収納に便利なのが小型のバッグです。活用することで、サイトをスッキリと整えることができます。
今回は道具の用途別におすすめのバッグをご紹介いたします。
小物収納のコツ
いつのまにか増えてしまった小物達。
収納ボックスに考えなしに放り込んでしまうと、いざ使うときに場所がわからなくなることがあります。
キャンプ地では、机の上に小物が散らばってしまうと見苦しく、ごちゃごちゃした雰囲気になりがちです。
小物を使い勝手よくまとめるには、使用する用途別に収納しましょう。
用途別に収納することにより、キャンプ地でも荷物を引っ掻き回すことなく、必要な道具をスムーズに取り出すことができます。
用途別のおすすめ小物バッグ
ペグなどの尖ったもの
軽量なアルミやチタン製のペグを収納する場合は薄手のナイロン製のものでも大丈夫ですが、鍛造のペグなどの重量があるペグをたくさん収納するには、厚手のバッグを選んでおけば安心です。
著者が愛用しているのはasobitoのペグケースです。
素材は厚手の帆布で、パラフィン加工が施されています。非常に頑丈で撥水性があります。
雨天時の撤収の後に、泥がついたままのペグを収納しても、泥や水分が外に漏れだすことがありません。ラフに扱える逸品です。
調理用や焚き火用の小物
調理用や焚き火用など、用途がはっきりとしており、頻繁に出し入れをする小物をまとめて収納するのには、ポケットがたくさんあるバッグをおすすめします。
MAAGZから、折り畳み式で小物の収納に便利なマルチツールバッグSを販売しています。
ポケットがたくさんあるので、こまごまとした調理用の小物一式が綺麗に収納できます。
ポケットの外側に配置されているループベルトが秀逸。おたまやスパチュラなどの柄の部分を通しておけば、収納時にバッグの中でちらばることがありません。
ポケットの上部にはフラップが備え付けられています。
こういった折り畳むタイプのバッグは、ひっくり返すと隙間から中身が落ちやすいのですが、フラップがあるおかげで、中身の脱落が全くないので安心です。
メインファブリックはアメリカ製の高品質な帆布である「ARMY DUCK/アーミーダック」の15ozを使用しています。
表面には薄くコーティング加工しているため、汚れや擦れに強いヘビーデューティな逸品です。
素材にハリがあるので、両サイドのスナップボタンをとめると自立します。
両サイドにはアジャスターバッグルがあるので、机やイスの端に吊り下げることができます。
吊り下げると、スペースを取らないので、サイトがすっきりとします。道具へのアクセスが良くなるので、小物の使い勝手も向上しますね。
ランタンなどの壊れやすいもの
ガラス製の火屋があるランタンや、LEDランタンなどの壊れやすい小物の収納には、保護パッドの入ったギアケースが欠かせません。
保護パッドが中に入っていることで、衝撃を吸収することができます。壊れやすいギアの破損の防止になりますね。
著者が使用しているのはGRANITE GEARのエアセルブロックスのSサイズです。
肉厚なので、ランタンやデジカメなどのガジェットを入れて使用しています。ジッパー部分は止水ファスナーを採用しているので、多少の雨なら中身が濡れることがありません。
用途が色々な小物を入れるには
用途が違うものを混ぜて入れるには、マチがあり、ジッパー式でガバッと開くタイプのバッグをおすすめします。
- 調理小物
- メンテナンス小物
- 焚き火小物
などを入れているバッグです。
中に入れた小物がどこにあるかが、すぐに分かるからです。
著者が使用しているのはミステリーランチのゾイドバッグのLサイズです。
台形型なので、平置きにするとジッパーが上を向くので開けやすく、適度なマチがあります。
ミステリーランチの製品の中ではコスパが良く、使い勝手も良いバッグです。
クッカー類の収納
クッカー類の収納には、クッカーがピッタリと入るサイズのバッグをおすすめします。
クッカーは、ほとんどのものが本体と蓋が一組になっています。
バッグに入れずに持ち運ぶと、蓋と本体がばらばらになってしまいます。ピッタリサイズのバッグに入れることで、クッカーをコンパクトにまとめることができます。
また、クッカーは焚き火調理に使った場合、表面が煤(すす)で真っ黒になってしまいます。
使用後に、煤を落とす時間がない場合、バッグに入れれば、周りを汚さずに持ち帰ることができます。頻繁に焚き火調理に使用するクッカーは、バッグに収納して持ち運びましょう。
写真のものはガレージブランドの「HIIRAGI OUTFFITERS」からリリースされているリップストップナイロンのサックです。
軽量で、ほどほどに丈夫な素材を採用しています。金属製のクッカーを入れても穴が開く心配が少ないので重宝しています。
ブッシュクラフト・キャンプギアのHIIRAGI OUTFITTERS (hiiragi-camp.com)
濡らしたくないもの
小物収納ではありませんが、衣類や寝袋などの絶対に濡らしたくないものを収納するには、完全防水で密封できるタイプのバッグをおすすめします。
写真のものはSEA TO SUMMITのシルナイロン素材のバッグです。
ナイロンをシリコンでコーティングした素材なので水を通しません。35リットルの容量がある大き目のバッグなので、濡らしたくないものをガンガン突っ込むことができます。
このバッグは濡れたものの収納にも便利です。
著者は雨天のキャンプ後、濡れたままのテントを中に入れて車に積みこみます。外に水が漏れないので、周りを濡らす心配がないからです。
さいごに
荷物の整理整頓は、サイトの快適さを大きく左右します。小物入れに適した小型のバッグを活用することで、キャンプの設営、撤収もスムーズになりますよ。
記事を参考にして、お持ちの道具に合ったバッグを見つけてくださいね。