DOD カマボコテント3L レビュー
DOD カマボコテント3Lを愛用しているリアルユーザー、A夫妻に使用感をインタビューしました。
A夫妻は、子供一人の三人家族で、DODカマボコテントは、使用歴1年ほど。
なぜDODカマボコテントを選んだか?や、使い勝手について深掘りして聞いていきます。
DODカマボコテント3Lとは
DODのカマボコテント3Lは、DODからリリースされているカマボコテントシリーズの中で最大サイズのモデル。
約15畳という広大な床面積を誇る、居住性の高いトンネル型テントです。
カマボコテント3Lの特徴
カマボコテントは、カマボコテント3S、カマボコテント3M、カマボコテント3Lの3種類が用意されており、今回ご紹介する3Lはフラックシップモデルとなっています。
- 設営の簡単なトンネル型テント
- 全長760cmのビッグサイズ
- 高さ218cmで長身のファミリーが快適に過ごせる
- ファミリーユースに最適な広大な室内空間
非常に大型のトンネルテントですので、ゆとりある空間を作り出すことができます。
一方で、区画が設けられているオートキャンプサイトでも配置しやすい、長方形の形状です。
長方形に近い効率的な形状のため、最小で5×9m程度の幅があれば設営可能です。10×10mの区画であれば、カマボコテント3Lとミニバン一台が入ります。
※ただしキャンプ場によっては、大型テント不可のこともありますので確認が必要です。
非常に人気のテントで、抽選販売に申し込むことで購入することができます。
カラー | タン |
---|---|
価格(消費税/送料込) | 75,900円 |
組立サイズ(外寸) | (約)W380×D760×H218cm |
収納サイズ | (約)W76×D38×H32cm |
重量(付属品含む) | (約)19.9kg |
収容可能人数 | 大人7名(※別売りインナーテントを1つ取り付けた場合の寝室スペース) |
材質 | アウターテント:150Dポリエステル(PUコーティング、UVカット加工) フレーム:アルミ合金 |
最低耐水圧 | 3000mm |
付属品 |
|
※ルーフフライ、インナーテント、ペグは別売り。
ライバルとなる、人気のトンネル型テントの実使用レビュー記事も掲載しています。よろしければご覧ください。
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DODカマボコテントを選んだ理由
広大な室内空間
DODのカマボコテントを選んだ理由としては、やはり圧倒的な室内空間を享受できる点にあります。
インナーテントを張っている状態でも、ご覧の通り、広大なリビングスペースを確保することが可能。
公式サイトによると約15畳!という空間は、椅子やテーブルを置いてもまだまだ余裕があります。
グループキャンプはもちろんのこと、少人数で使えばグランピング感覚を味わうことができますね。
さらに、前面のフラップをポールで立てることで、さらに広大な空間が生まれます。
テント内部からの様子。
両親と幼い子供の三人では、もてあますのでは?と思いがちですが、A夫妻は長身ということもあって、大きすぎるということはありません。
子育て世代であればわかると思いますが、空間が広ければ広いほど何かとスムーズにこなすことができます。
また、これから家族が増えることもあるでしょうし、そういった意味でも広めのテントをチョイスしておく必要があります。
インナーテント(別売り)も余裕のスペース。両親 + 小さな子供3人程度までなら余裕で就寝できる広さがあります。
また、身長185センチのパパが横になっても足と頭がインナーテント側壁にぶつからないで済みます。
さらに天井高も高いため、立って歩き回れる点も美点です。
長身の方には非常にオススメできるテントです。
採光性が高く明るい
大きな窓が各所にあるため、採光性が高く非常に明るい印象です。
トンネル型テントですので、サイド部分は左右で3箇所、計6箇所の開閉を自由に設定することができます。
テントを設置した場所によって、ドアの位置を柔軟に変えることができますので、プライバシーを守ることができます。
また、全面に蚊帳(メッシュ)が装備されていますので、虫の侵入を防ぎながら換気量を最大化することも可能。
日本の気候にマッチしたスタイルを実現することができます。
天候に合わせてスタイルを変える
この日は、午後から雨が降ってきたのですが、その際はフルクローズで雨水の侵入を防ぎます。
フルクローズでも広い室内空間が生きてきます。
天候に恵まれないキャンプになってしまっても、広いテント内で快適に過ごすことができるためです。
インナーテントの中で子供数人で遊びましたが、広いこともあって飽きることなく遊んでくれました。
別売りのルーフフライを装着しており、雨水に対する耐性も強いですね。
この日の午後の降水量は非常に多く、水はけのよい天然芝のキャンプ場でも水溜りができるほどでしたが、ルーフからの雨漏れなどはなく快適に過ごすことが可能でした。
メーカー公表値によると、耐水圧は耐水圧は3000mmというスペックです。
荒天時に備え、耐水圧3000mmの生地を採用しています。DODではテント生産時にJIS L 1092(ISO811)方式にて耐水圧試験を行い、計測箇所の平均値ではなく、最低値が記載値以上となるように耐水圧を設定しています。
一般的に降る雨はガチの土砂降りでも1,000mm〜1,500mm程度、普通の傘の耐水圧が250mm程度。
3,000mmという耐水圧がかなり十分な数値ということが伝わりますでしょうか。
テント下部には長めのスカートも標準装備されていますので、風雨に強い特性を持っています。
流行のトンネル型テントですが、例えばノルディスクのレイサなどは、スカートレスの仕様になっています。
このあたりは、日本のメーカーらしくきめ細かい配慮がなされています。
オールシーズン、マルチに活躍してくれる汎用性の高さがありますね。
大きいだけじゃない
ただ大きいだけじゃなく、細かいユーティリティにも優れています。
インナーテントには、電源引き込み用のジップが用意されています。電源サイトでの使い勝手に優れていますね。
ファミリーキャンプですと、冬場などは電源サイトの利用が必須ですので、重宝する機能です。
例えば電気毛布などを利用する場合、ポータブル電源だけだと心もとないこともありますし、連泊する場合などもありがたいですね。
子供達に寒い思いをさせてしまうと、せっかくの思い出が台無しになってしまいますので。
そのほかにも、インナーテントの側壁に小物を入れることができるポケットが用意されています。
テント上部には、LEDランタンなどを掛けることができるフックも用意されています。
このあたりのきめ細やかな配慮は、日本メーカーのテントならではです。
設営難易度が低い
大柄なテントですので、設営が大変だと思うかもしれません。
しかし、カマボコテントに限らず、トンネル型テントは設営が比較的楽な傾向があります。
4本のアーチ状のメインポールを差し込めば、あとはガバッと自立してくれるため、シンプルな設営手順で済みます。
複雑なポール構成の2ルームテントなどに比べると、圧倒的に楽ですね。
設営時間を短縮することができるのは、小さな子供がいるファミリーキャンパーにとっては大きな利点です。
これだけ大きなテントですので、本来であれば大人3人以上で設営するのが望ましいですが、A夫婦は慣れた手つきで二人で設営していました。
DODカマボコテントのデメリット
入手困難である
DODカマボコテントのデメリットとしては、やはりその入手困難性にあります。
人気のテントですので、販売は抽選方式です。
欲しい、と思った時にすぐに手に入れることができません。
A夫妻は、何度か抽選販売に申し込んだところ、運良く購入することができたとのこと。
剛性感はやや劣る
この日は、Ogawa アポロンと同時に使用してみました。
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Ogawa アポロンも、大人気のトンネル型テントです。
Ogawa アポロンも十分以上に広いと思っていましたが、DOD カマボコテントの圧倒的な室内空間に比べると、少し手狭に感じてしまいます。
それほどカマボコテントは広いスペースを確保することが可能です。
一方で、設営時の安定感はOgawa アポロンに一歩譲ります。
アポロンの最大の特徴と言っても良い、縦3本のリッジポール。一般的なトンネルテントで基本のアーチフレームに加えて、写真の赤線で示した位置にポールが3本入ります。
そのため、非常に剛性感が高いという特徴があります。
ですので、悪天候時などにより安心感があるのはアポロンです。
DAC社製のアルミポールを採用
しかしカマボコテントについても安定感が低いというわけではなく、比較するとアポロンに軍配が上がる、という程度の話です。
カマボコテント3Lは、信頼性の高いDAC社製のアルミポールを採用していることからも、安定性に配慮していることがうかがえます。
信頼性の高い試験機関で、風速基準7等級程度(13.9~17.1m/s)の風を当てる試験を行っています。シンプルなトンネルテント構造ながら通常のオートキャンプに求められる耐風性を十分に備えています。
メーカーで風速基準7等級の試験も実施しており、安心して使うことができます。
メーカー公式YouTubeでの風速試験動画です。動画内のモニターにDAC wind lab.と表記があります。
DACは、韓国の企業で高品質なテント用アルミポールメーカーです。
市場を牽引するリーディングカンパニーで、ヘリノックスチェアの母体企業でもあります。
一例として、高級山岳テントで知られるHilleberg(ヒルバーグ)製のテントにも、DAC社のアルミポールが採用されています。
それだけ信頼できる試験結果である、と言えますね。
重さはある
テント単体で、約19.9kgとヘビー級ですので運搬は大変ですね。
しかし、ライバルとなるトンネル型テントと比較すると、特別重たいというわけではありません。
ogawa アポロン | 約23.0kg |
ノルディスク レイサ6 | 約17kg |
インナーテント・ペグは別売り
兄弟分であるカマボコテント3Sや3Mはインナーテント・ペグ付きでしたが、3Lについてはいずれも別売りとなっています。
また、ルーフフライも別売りです。
ファミリーユースに最適なカマボコテント
DODカマボコテントの特徴をまとめます。
- ファミリーユースに最適な広大な室内空間
- 長身のファミリーが快適に過ごせる
- 日本の気候にマッチ
- 日本メーカーならではの細やかな配慮
総評としては、ファミリー向けのテントとして素晴らしい特性を持っています。
これだけユーティリティに優れたテントが、10万円以下で購入できるというコスパの良さも魅力の1つですね。
ファミリー向けに広いテントを探しているユーザーにとっては最適解となりうる仕上がりです。
非常に人気のテントですが、その人気の理由を垣間見ることができました。
ライバルとなる、人気のトンネル型テントの実使用レビュー記事も掲載しています。よろしければご覧ください。
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