ハンティングチェア自作
ハンティングチェアのDIYにチャレンジしました。ウッド×レザーで愛着の湧く小型のフォールディングチェアです。
座るとこんな感じです。コンパクトで可愛いサイズ感。ちょいと腰掛けたいときに重宝しますね。
用意するもの
A3サイズのレザー
厚さ3.5mmのA3サイズのレザーです。楽天で購入しました。座面になるパーツです。
広葉樹丸棒(24mm)
脚になる丸棒は、広葉樹をチョイス。24mm径です。CAINZで購入しました。長さは1800mmで1本796円です。
脚の固定パーツ
脚の固定パーツ&脚と座面を固定するパーツ一覧。左からドリルネジ(M4×24mm)、ワッシャー、アイボルト(30mm)、M6ボルト(70mm)、蝶ナット。
アイボルト
アイボルトと呼ばれる特殊なネジを使用します。手元に無かったので溶接して作りましたが、普通に売っているものでOK。
あると便利
マキタ ドリルドライバ & インパクトドライバ
ドリルドライバとインパクトドライバがあると圧倒的に作業が捗ります。
制作手順:レザーの処理
レザー型を印刷
レザー型を印刷します。印刷に使用したデータはこちら。
用紙はA3サイズ、余白は無し、倍率100%で印刷すると写真と同じサイズの三角形になります。
レザーをカット(本体、丸型)
レザーを型に合わせてカットしていきます。
エッジ部分の円部分が難しいので慎重に。とは言えあとで粗めのヤスリで整えますので、綺麗なカーブに切れなくてもOK。
切りすぎると後戻りできないのでやや余裕を持たせたカッティングを心がけましょう。
ポンチで穴を開ける
角部分に3箇所、ポンチで穴を開けます。M4のネジが通れば大きさはなんでもOK。多少皮が伸びるので少しサイズが小さくても大丈夫です。のちに脚部分とネジで接続するための穴になります。
丸型
余ったレザーから丸型をくり抜きます。24mmのポンチを使用しました。別に24mmではなくても問題ありません。
強度を高めるために、座面のレザーと3枚重ねにするためのパーツです。
粗め(100番以下)の紙やすりで整形
切り抜いたレザーを粗めの紙やすり(100番以下)でバリをとります。棒ヤスリでもOKですね。
トコノールを塗布
レザーにはトコノールを塗布しました。レザークラフトのフィニッシュ材ですね。切り出したレザーはエッジが落ち着かない感じになってしまうのですが、これを塗ることでヌメヌメの革質に仕上げることが出来ます。
写真の左側がトコノールを塗布した後、右側が塗布する前の状態です。
制作手順:脚部分
広葉樹丸棒(24mm)を40cmにカット
続いて脚部分の制作です。40mmの長さにカットしました。長さはお好みで良いと思います。40mmですとかなりコンパクトで小さめな椅子に仕上がります。
穴あけ(6mmのドリル)
続いて、6mmのドリルで丸棒に穴を開けます。穴の位置は左右からみて中心です。3本とも同じ位置に空けましょう。
1本にアイボルトを装着
3本に穴あけが完了したら組み付けです。まずは一本にアイボルトを蝶ナットで取り付けます。
残った2本に70mmM6のボルトを通す
残った2本と、アイボルトの穴にM6(70mm)のボルトを通して組み付けます。写真はすでに座面が組んである状態ですがまだ組まないでください。
座面を組み付けた後に脚の組み付けが間違っていると面倒なので、座面を組み付けるのは脚の組み付けが正しく終わってからです。
(アイボルトとM6(70mm)、丸棒の位置関係を分かりやすくするために座面をつけたまま撮影しました。)
制作手順:皮と脚を合体させる
丸型レザーと本体レザーを3枚に重ねる
丸型レザーと座面を写真のように3枚重ね、ドリルネジ(M4×24mm)で固定します。
ドリルネジで固定
ドリルネジを使って丸棒の先端、真ん中に固定していきます。写真ではすでに丸棒の真ん中に穴が空いていますが、ドリルネジとインパクトドライバーを使えばあらかじめ穴を空けておく必要はありません。
(写真はすでにねじ込んだ後に撮影したので穴が空いています)
完成図。
制作後記
今回はアイボルトと70mmのボルトで脚パーツを固定しましたが、アイボルトの厚さの分で微妙に角度が変わってしまい、3つの脚パーツの高さがなかなか合わずに苦労しました。(脚パーツの長さが違うのは、調整のため削った。)
ですので、こんな感じの三俣のパーツを作って脚を固定した方が高さが揃います。しかしこれは売ってなくてM6のボルトを無理やり溶接して手作りしたパーツですのでなかなか悩ましいところです。
また、市販品には革のストラップが付いているのですが、作るのが面倒だったので省略してしました。
まとめ
以上、ハンティングチェアを作ってみた!でした。
自分で作った椅子はめちゃくちゃ愛着が湧きますね。レザーの経年劣化も楽しみ。キャンプに連れ出そうと思います♪
MAAGZブログを最後までお読みいただきありがとうございました。