多くのキャンパーに愛用されているシェルコンことスノーピークのシェルフコンテナ。
重ねても広げて棚のように使える優れもので、コンテナとしてだけではなく、最上段に天板を載せてちょっとしたテーブルとしても使う。というのが一般的な使い方になっています。
天板は蓋代わりにもなるため、車載時にシェルコンの上に別の荷物を載せることができるようにもなります。
シェルコンを使う上で天板は必須と言える存在なのですが、専用の天板はスノーピークでは販売していません。
- 他社や個人が製作しているシェルコン用の天板を購入する
- サイズが合う物で代用する
- 自作する
天板を入手するにはこの三択になるのですが、シンプルな木製の天板であれば、誰でも簡単に、しかも、圧倒的に安く作れるので自作がおすすめです。
すでに多くの方が同じような天板の作り方を紹介していますが、本記事では、失敗なく確実にシェルコン25にジャストフィットする天板の作り方をまとめてみました。
必要な物
天板本体の板 1枚 | 430mm x 310mm x 18mm |
ストッパー用の板 2枚 | 298mm x 40mm x 18mm |
平型の木工やすり | 角を丸くするために使用。 |
木工用ボンド | 木工用であれば種類に指定無し。 |
サンドペーパー | 面取り用で120番。塗装前の研磨用に240番。 |
天板本体の板 & ストッパー用の板
今回は 600mm x 350mm x 18mm のパイン集成材を使用しました。お値段は1280円。カインズで購入。以下の寸法でカットを依頼しました。
- 430mm x 310mm 1枚(シェルコン内寸 420mm x 300mmより10mm大きいサイズ)
- 310mm x 40mm 2枚(実際に使用するストッパー用の板の寸法は298mm x 40mm)
カット代は、1カット50円 x 4 = 200円。
実際に使用するストッパー用の板の長辺は298mmですが、カット代を節約するために天板の短辺310mmと同じ長さにして、手鋸で切断して298mmに調節しました。
よく考えれば1カット50円増えるだけで大した金額ではないので、298mmにカットしてもらった方がいいと思います。
木工やすり
天板とストッパーの角を丸くするために使います。小さいと角を落とすのに時間がかかるので大きめの物がおすすめです。150mmの木工やすりを用意。以前カインズで880円で購入した物を使用。
木工用ボンド
木工用であれば何でも OK。事務所にあった物を使いました。
サンドペーパー
以前購入した3Mのスポンジ研磨剤 MEDIUM(#120-180相当)と FINE(#240-320相当)を使用。
製作手順
天板本体の角を丸くする
木工やすりで削ります。今回は半径10mm程の角丸にしました。
ストッパーの角を処理
続いて、本体の裏に貼り付けるストッパー用の板の角を処理します。
今回は木工ヤスリで丸くしましたが、ノコギリで切り落としても構いません。
ぴったりすぎると角が引っかかるので、シェルコンの角の半径より大きい30mmの角丸にしました。
面取り
3Mのスポンジ研磨剤 MEDIUM(#120-180相当)で角を整えます。
ボンドで天板とストッパーを接着
左右は7mm、上下は6mmずつ余白を空けて、ストッパーと本体をボンドで接着します。左右の余白は7mmより狭いと収まらなくなるので、8〜9mmくらい空けておいた方が無難かもしれません。重石を載せるかクランプで締めて、ボンドが完全に固まるまで1日ほど待ちます。
サイズ確認
天板をシェルコンに載せてみます。
シェルコンを開いている時は、上写真の赤い部分の厚さの分だけシェルコン内寸の長辺が1m程短くなるので、開いた状態でも天板を載せてサイズを確認してみます。サイズが合わない場合は木工ヤスリで頑張って削るか、諦めて新しい材料を用意してやり直します。
塗装
お好みの塗料で塗装します。今回はブライワックスのTEAKを使用しました。塗装前に全体を3Mのスポンジ研磨剤 FINE(#240-320相当)で軽く研磨しました。
完成
かなり色ムラがありますが…これで完成です。
まとめ
板以外は持っていたので、天板の作成にかかった費用は1280円 + カット代 200円 = 1480円のみ。板以外の必要な物を含めても3000円〜5000円程度で天板が自作できます。是非試してみてはいかがでしょうか?
MAAGZブログを最後までお読みいただきありがとうございました。