焙煎をプロから学べるキーコーヒーのオンラインイベント
キャンプに行くと、コーヒーを必ず淹れるという方も多いはず。
ただ、コーヒーミルで豆を挽くことはあっても、焙煎からとなると経験者は少ないのではないでしょうか?
今回、キーコーヒー主催でオンラインでの焙煎イベントが開催されるとの情報をキャッチ。キャンプの時に役立つ内容だったので参加してみることにしました!
キーコーヒーはコーヒーの製造、販売を手掛ける日本のメーカー。昨年創業100周年を迎え多種多様なコーヒーを販売しています。
また蓄積されたコーヒーのノウハウを広めるため、半世紀も前からコーヒー教室を開催してきました。日本はもとより海外にも展開する直営店では美味しいコーヒーを楽しむことができます。
講師はコーヒーのすごい人!
今回講師として登壇したのはキーコーヒーのローストマイスターである林 稔(はやし みのる)氏。国際的なコーヒー鑑定士資格を持つコーヒーのプロです。
また今回は特別ゲストとして、世界各国のカフェを巡るモデル、斉藤アリスさんも参加されていました。世界のカフェをインスタグラムで紹介していたり、最近ではカフェ巡りの本を発売するほどのカフェ好きなモデルさんです。
用意するもの
焙煎に必要なものをご紹介。今回のオンラインイベントは、キーコーヒーから参加者全員に上の写真の「ホームメイド焙煎キット」がプレゼントされました。
- コーヒーの生豆200g(約16杯分)
- 手網
- うちわ
- ストック缶(焙煎後の豆を保管する容器)
それ以外に必要なのが下記のもの。
- ストップウォッチ(スマホでも可)
- コンロ
- 軍手
- 耐熱皿
今回はキャンプで実際に焙煎することを想定して、コンロはシングルバーナー、軍手は革手袋、耐熱皿は鉄板を使ってみました。
シングルバーナーはイワタニのジュニアコンパクトバーナー CB-JCBを使っています。
焙煎方法を先に解説
今回は味と香りのバランスが良い「中煎り」を目指します。
- 火加減は最初から最後まで中火
- 火元と手網の距離は基本20cmくらい
- 開始から4分半〜5分半:狐色と濃い茶色が混在する程度まで焙煎する
- 開始から7分半〜8分半:パチパチと爆(は)ぜ煙が出てきたら、火元へ5センチくらいの距離まで近づけて手網を振り続ける(約30秒)
- その後火元から遠ざけて、30秒おきくらいに豆の色を見て焙煎具合を確認
- 好みの焙煎になったら火を止める
- 手網を振りながらうちわで冷やす(2〜3分間くらい)
- 冷めたら耐熱皿に移し、色付きの悪いものを取り除く
流れとしてはこんな感じです。
いざ焙煎!意外と体力を使う作業!
実際に焙煎をしていきましょう。まずは生豆を手網に入れます。その後火傷防止のために革手袋をはめ、バーナーに火をつけます。
あとは火元から20センチくらいの高さで手網をシャカシャカ振り続けましょう。
1〜2分もすると腕がしんどくなってきますが、そんな時はもう一方の手にバトンタッチ。
豆の一粒一粒に均等に熱を加えるために必要な作業なので頑張りましょう!
振り続けているとチャフ(薄皮)が飛びはじめます。これは焙煎が進んでいる証でもあります。
豆の様子を確認すると少し茶色く色づいてきました。
開始から9分くらいでパチパチと爆ぜる音が!
この音が聞こえてきたら火元から5センチくらいの距離まで近づけて30秒ほど振ります。
腕も限界に近い状態ですが、美味しいコーヒーを飲むためにラストスパート!
その後火元から遠ざけて30秒おきくらいに豆の色を見て焙煎具合を確認。
好みの焙煎になったら火を止め、手網を振りながらうちわで冷やします(2〜3分間くらい)。
豆が冷めたら耐熱皿に出しましょう。
焙煎することで豆が膨らみ、コーヒー豆らしい見た目になっています。
最後に豆の色付きが悪いものが少し混ざっている場合は取り除きましょう。(色が薄い:豆に熱が入っていない、濃い:火の入り過ぎ)
あとはミルを使って豆を挽けばコーヒーとして飲むことができます。ハイマウントのコーヒーミルを使いました。
手網を振る作業は疲れますが、自分で焙煎したコーヒーの美味しさはひとしお!さっぱりとした味わいで、とても美味しかったです。
ちなみにブラジル、グァテマラ、コロンビアなど豆には種類がありますが、どの豆でも焙煎の方法、時間は同じで大丈夫とのことです!
焙煎後の豆は缶に入れて保管しよう
焙煎後の豆は密閉できる容器に入れて保管しましょう(常温でOK)。
保存の期間は豆の状態であれば3週間〜4週間程度、挽いた粉の状態であれば2週間程度で使い切るのがベストとのこと!
キャンプでの焙煎について
キャンプ場でやる場合には、チャフ(豆の薄皮)が結構多くこぼれるので、焚き火台の上でやると良さそうですね。
キャンプは「あえて不便なこと」を楽しむ遊びですので、普段は面倒に感じるかもしれない作業(今回はコーヒー豆の焙煎)も、キャンプならではの作業として楽しめると思います。
手間を重ねた特別な一杯をフィールドで味わってみてはいかがでしょうか。
まとめ
実際に焙煎するまでは難しそうという印象でしたが、作業的には簡単でした!必要なのは腕を振り続ける根気でしょうか?!
焙煎の時間を調整することで味に変化が生まれます。いろいろ試してみましょう。
今回は豆や手網など焙煎に不可欠なものがキーコーヒーから事前に送られてくるので準備物も少なくとても助かりました。
キーコーヒーのオンラインセミナーの紹介です。…
今後は「キーコーヒーオンラインセミナー」でも、焙煎に関するコンテンツを配信されるようなので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
MAAGZブログをお読みいただきありがとうございました。
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