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シャオミ系ポータブル電源「miLIn」(ミリン)レビュー。大容量・急速充電 ・コスパ3拍子揃う。

miLIn(ミリン) (ポータブル電源) レビュー

miLIn(ミリン) (ポータブル電源) とは

miLIn(ミリン)社の大容量ポータブル電源「miLIn(ミリン) 」のレビューです。2月末から応援購入サイトMakuakeでクラウドファンディングが開始しています。

「miLIn(ミリン) 」のマクアケページを見る

サイズは奥行き : 215mm 高さ : 218mm 幅 : 304mm。172,800mAh(622Wh)という超大容量ながら、重量は約6.8kg。

その他特徴としては以下。

  • 耐熱性、耐衝撃性、耐候性に優れたポリカーボネート+ABSの筐体
  • 大型ファン×2で熱に強い
  • 急速充電(DC+USB-Cの2Way同時充電で2時間で80%までの急速充電
  • 背面にLEDライトが装備

一般販売価格予定は59,800円(マクアケでは先行予約販売で最大24%オフの45,500円で購入可能)と、容量と比較して価格が抑えめなのも強みです。

100,000mAh以上の容量で、運搬可能なバッテリーです。100W以上のAC出力(コンセント)があり、家電製品を駆動することが可能。

メーカー様からお借りすることができたのでその使用感をシェアします。

ディティール

フロント部分

フロント部分は黒い樹脂製。充電用端子(INPUT)や出力用のインターフェースが並んでいます。

インターフェースは上段左から、

  • 充電用端子(INPUT)、LCD液晶パネル、USB-Cポート1口、USB-Aポート3口

下段左から

  • シガーソケット1口、DC出力ポート×2、AC出力ポート2口

となっています。それぞれ上部の赤いボタンを押すことで出力を開始することが出来ます。直感的でわかりやすいインターフェースですね。

また、過不足ないポートが揃っており「このポートはあまり使わないな。」みたいなことが少ないと思います。

出力端子それぞれの詳細です。

AC出力(コンセント)

最大で2つ合わせて600Wまでの出力を誇るAC出力(コンセント)です。

以前レビューさせていただいた他社のポータブルバッテリーについても、AC出力の最大ワット数が600Wとなっていました。近年の高性能なポータブル電源における、AC電源出力の上限値のいわば「基準値」と言ったところでしょうか。

600Wまでで使用できる電子機器と時間の例は下記の画像になります。

一例を挙げるとこんなイメージです。

仕様機器の合計が600Wを超えていないか注意が必要です。超えていると安全装置(過負荷警告)機能が働き、接続した電化製品は稼働しません。

USB端子×3

USB端子は3口。QC3.0などの高速充電は対応していないのは少し残念ではあります。トータルで最大36W(ワット)まで対応。

ワット数の算出は

ワット数(36W)=電圧値(5V) x 電流値(2.4A)

となります。

側面:大型ファン×2を搭載

両サイドには大型のファンを装備。

冷却ファンが本体の左右に内蔵されており、製品の温度が45℃に達した場合、または出力が400Wを超えた場合に自動で回転して速やかに冷却し、内部の過熱を防止します。

熱に強い仕様なので、「夏場にキャンプで使いたい。」というユーザーにとっては非常に嬉しい装備ですね。

実際にファンを作動させてみたところ、正直言うとファンが発生する音量は少し大きめ。個人的には問題ありませんが、気になる方は少し気になるかもしれません。

一方で、両サイドに設けられた大きな通気口にフレッシュエアが大量に取り込まれるため、冷却性能は期待できそうです。

LEDライト付き

ある種の飛び道具として、背面パネルにLEDライトが付いています。28Wの蛍光灯に相当する1400ルーメンの光を発揮。

低/中/高の3段階で、ダブルクリックすると点滅。(SOSモード)。

あくまでも「おまけ」機能ではありますが、メッチャ明るくて実用性もあります。

miLIn(ミリン)はコスパに優れているという印象がありますが、LED電灯の装備によってさらに割安感が強くなる印象です。

液晶パネル

液晶パネルはくっきりとして非常に見やすい仕上がりです。好天時の野外でも視認性が確保されていました。

少し小さめではありますが、必要な情報がすべて過不足なく表示されている印象です。

また、パススルー充電が出来るためか、アウトプットとインプットの数値が分かれて表示されているのも良いですね。

本体を充電(INPUT)しながら給電(OUTPUT)もすることが出来る機能です。例えば、車のシガーソケットでmiLIn(ミリン)本体を充電しつつ、携帯をmiLIn(ミリン)から充電する、といったことが可能となっています。

筐体のマテリアル

筐体素材はポリカーボネート樹脂(PC)+ABS樹脂のハイブリッド

金属製ボディのポータブルバッテリーと比べ質感は多少劣りますが、耐熱性、耐衝撃性、耐候性の高さを優先した結果だそうです。

塗装は梨地のような、少し凹凸を持たせた仕上げです。

取っ手

取っ手は左右部分に2箇所装備。両手で持つことができるので非力な女性や子供でも両手で持ち運びすることが出来ます。

一方で、男性が片手で運びたいときはセンターに持ち手が欲しいような気もします。

とはいえ、取っ手を両サイドに配置することで’上にモノが置ける’というメリットも生まれています。

さすがに100,000mAクラスのポータブル電源より重さはあります(約6.5kg)が、持ち運びは楽ですね。

底部

底部にゴムが4隅に配置されており、置く場所を選びません。

付属品

  • AC充電ケーブル
  • シガーソケット充電ケーブル
  • Type-Cケーブル
  • DC充電ケーブル
  • USB-TypeAケーブル
  • 取扱説明書(未完成により現状はデータでいただいております)
  • 保証カード
  • 専用ポーチ

ポーチに全ての付属品を入れることが出来ます。これは嬉しい配慮ですね。

充電方法

充電方法は、付属のACアダプターをコンセントに接続し、正面にあるDC入力に丸端子ケーブルを刺します。

高速充電

また、DC入力+USB  TypeCを両方接続すると高速充電することが可能です。

最短時間である4時間で充電するためには別売りの充電器が必要となります。

具体的には、

  • 120WのDC充電器
  • PD100Wの充電器(Type-Cポート用)

以上二つの充電器が必要となります。

ちなみに、miLIn(ミリン)付属品のDC充電器は90Wの出力。

Type-Cの方については、例えばMacBook付属のTypeCケーブルは61Wとなっています。

手持ちの出来るだけワット数の大きな充電器で充電したところ、 5時間00分ほどでフル充電が完了しました。172,800mAの容量としては、充電スピードは十分に速い印象です。

キャンプ前日の夜に充電を忘れていた!となっても準備をしている間に十分に間に合わすことが可能です。

>>次ページでmiLIn(ミリン) のメリット、デメリットをご紹介。

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