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【100均ギアシリーズ】セリアの「ファイヤースターター」で火起こししてみた結果……!ブッシュクラフト製と徹底比較!

セリアのファイヤースターターが人気!

セリア ファイヤースターター

セリアやダイソーなど、最近の100均キャンプギア事情には目を見張るものが。メスティンはもはや当たり前、ウォータージャグやアルコールストーブまで100均で揃ってしまいます。

そんな100均キャンプギアの中から、今回はインスタなどで人気のセリアの「ファイヤースターター」をピックアップ。筆者手持ちのファイヤースターターとも比較しつつ、実際の使用感をレビューしていきますよ。

そもそもファイヤースターターって?

ファイヤースターターとは

そもそもファイヤースターターって何? という人のためにここで少し解説を。ファイヤースターターとは、「ロッド」と呼ばれる金属のスティックを、「ストライカー」という薄い金属の板で素早く摩擦して火花を発生させる道具です。

いわば、“進化版火打ち石”。マッチやライターと比べて、環境や温度に左右されにくく燃料要らず。水濡れにも強いので、いざという時に1つは持っておきたいアイテムです。

また、“火起こし”自体を、ワクワクするイベント的な楽しみに変えてくれる存在でもあるんです。

セリアのファイヤースターターのディティールをチェック!

セリア ファイヤースターターのディティール

着火にトライする前に、まずはセリアのファイヤースターターのディティールをチェック。筆者手持ちのブッシュクラフトのファイヤースターターと比較しつつ、詳しくみていきましょう。

素材にはかなりハンデが……。

ブッシュクラフト メタルマッチ プロ

こちらは筆者手持ちのブッシュクラフト「メタルマッチ プロ」。ロッド部分の素材は「フェロセリウム」という金属です。発火点が約150〜180℃と低めなので、軽い力で火花が散って初心者でも簡単に着火しやすいのが特徴です。

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セリア ファイヤースターター

続いてセリアのファイヤースターター。こちらのロッドの素材は「マグネシウム合金」。フェロセリウムより安価で入手しやすい素材ですが、発火点は約473℃。フェロセリウムの約3倍の温度なので、コツを掴むまでは少々着火が難しいかもしれません。

サイズや形状もかなり違う

ブッシュクラフト メタルマッチプロ

一般に、ロッドが長い方が擦れる距離も長くなり、一度に削れる金属粉が多くなるため火花が発生しやすいとされるファイヤースターター。ブッシュクラフトのロッドはしっかりと長めの約6cm。直径も約9mmと太く、耐久性も高そうです。

セリア ファイヤースターター

こちらはセリアのファイヤースターター。ロッドの長さは約4cm。ブッシュクラフトに比べると短い分、擦る回数をより多くするなど工夫が必要かもしれません。直径も約4mmとかなり細いので、耐久性もそれなりと言えそうです。

ブッシュクラフト メタルマッチプロ ストライカー

続いてはブッシュクラフトのストライカーをセットで持ってみました。樹脂製のスリーブが付いていて大きく握りやすいサイズ感。力を込めてストロークする際も手に馴染みやすいです。

セリア ファイヤースターター ストライカー

そしてセリアのストライカー。シンプルな金属板そのものですが、握り込んでも痛くないよう後部は丸みを帯びた形状に。薄くて軽い分、ストロークするのはラクそうな感じ。手の大きな人だと、少し小さく感じるかもしれません。

収納性や携帯性もチェック

ブッシュクラフト メタルマッチプロ 携行製

キャンプギアとしてはかなり小さい部類に入るファイヤースターター。しかもロッドとストライカーがセットでないと使えないので、紛失しにくい状態で収納&携帯できるのがベスト。

メタルマッチプロは、ストライカーの樹脂製スリーブ部分にリングが付いていて、ロッドと一体化して収納できる構造に。

セリア ファイヤースターター 携行製

セリアのファイヤースターターは、ロッドとストライカー両方の穴に紐が通ってセットで携行できる仕様に。110円ながら、収納性・携帯性まで配慮されているのはお見事です。

>>次ページ:セリアのファイヤースターターで実際に火起こししてみた

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