セリアのファイヤースターターで実際に火起こしにトライ!
ディティールが分かったところで、いよいよ実際に着火にトライしていきたいと思います! はたして、評判通りの実力となるか……?
まずは焚き火台に焚き付け材をセット
まずは、焚き火台に焚き付け材をセット。今回使用した焚き火台はMAAGZの「RAPCA(ラプカ)」。炭床の空気の通りがよく、燃焼効率の高い焚き火台です。
使用した焚き付け材はこちら。乾燥した小枝と松ぼっくりに、麻ひもをほどいてほぐした火口をふんわりと乗せました。着火剤などは一切不使用。
火花はどれぐらい出る?
焚き付け剤に着火する前に、ストロークした時にどれくらい火の粉が出るのか試してみました。ブッシュクラフトは、やはり長いロッドならではの安定した大きな火花が発生します。
一方こちらはセリア……。
あ、あれ?! 火花が出るまでかなり苦労するかと思いきや……、意外にも軽いストロークでちゃんと火花が発生! ブッシュクラフトに比べると若干小さめの火花ではありますが、着火には十分な量。
セリアのファイヤースターターでの着火ははたして……?
まずはブッシュクラフトから。こちらはいつも通り、時間にして1〜2分も擦ればスムーズに着火成功!
続いてはいよいよセリア。火花はすぐに散るんですが、ロッドが短い分量が少なく、かつ火口への距離が遠いことに気づくまでにも若干時間がかかってしまいました。
それでも諦めずに擦り続けること5〜6分……。 お!ついに麻ひもの火口に火が着きました!
ここで安心してはいけません。火吹き棒などで、麻ひもから他の焚き付け材へ火を広げていきます。麻ひもがあっという間に燃え尽きた頃、松ぼっくりにめでたく着火! ここまできたら後は小枝や細く割った薪に火を移しつつ、薪を増やしていけばOK。
セリアのファイヤースターターでの着火は、見事成功!!
セリアのファイヤースターターのココが良かった!
ブッシュクラフトとのディティール比較では、かなり形勢不利と思えたセリアのファイヤースターター。ですが、実際は意外にも軽いストロークで火花が発生。コレ、なんでだと思います?
ストライカーの先端をよく見ると、ギザギザ形状になっているんです。実はコレがポイント! ストロークする際に横すべりしないので、ロッドの面をしっかり捉えて擦ることができるんです。
また、ストライカーが薄くて小さめな分、手前から向こう側へストライカーを反転させるのもラクに感じました。
気になったのはこんなところ
もちろん気になった点もいくつか。まずは、デフォルトでロッドとストライカーを繋ぐヒモについて。繋いだままでもストロークするのに十分な長さがあるんですが……。
ヒモを通したままだと、ロッドを握る時にヒモも一緒に握りこむことに。細かい部分なんですが、ヒモが邪魔になって非常に握りづらく感じました。
それならストロークする際は毎回外して、収納時だけ通すようにすれば万事解決! ……と思ったんですが、画像の通りロッドやストローク側の穴に対してヒモ先端の径が大きいという問題が……。
通せないサイズではないんですが、毎回通すのはかなり面倒。今後は着脱の簡単なリングを通すなど、カスタムする必要性を感じました。
セリアのファイヤースターターで火起こしを遊ぼう!
結果的には、かなりの高コスパと言えるセリアのファイヤースターター。素材やサイズの欠点を、ストライカーの形状が見事に補ったアイテムでしたね。
何よりも、110円で手軽に買える点がファイヤースタータービギナーにもピッタリ! あなたも、セリアのファイヤースターターを使って、いつもの“火起こし”をワクワクするキャンプの遊びに変えてみませんか?
焚き火台:RAPCA
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