スノーピーク 火ばさみ N-020 レビュー
スノーピーク 火ばさみ N-020とは
スノーピーク 火ばさみ N-020のレビューです。スノーピークからリリースされている「火ばさみ」ですね。

一見するとなんてことない火ばさみですが(失礼)、トータルバランスに優れた製品です。
※ピカピカの新品ですが、無くしてしまったので2本目です。
弊社は焚き火台RAPCAを製造しているということもあり、様々な焚き火用トングを試す機会があります。
結局シンプルかつベーシックなコレが最終解である、という結論に至りました。
先に使用感について総評をまとめると以下です。
- 安価である
- サイズ感がちょうど良い
- グリップに優れる
- 開き具合が適切
- 薪をつかみやすい
その仕上がりや使い勝手について詳細をご紹介していきます。
スノーピーク 火ばさみ N-020のSPEC

| サイズ |
40×405×25mm |
| 重量 | 約200g |
| 材質 | 材質:本体/ステンレス、グリップ/ビーチ材 |
| 価格 | ¥1,900(税別) |
スノーピーク 火ばさみ N-020のディティール
グリップ部

ビーチ材を使用したグリップ。特に変わった形状ではないですが、木材の厚みで適度な太さが生まれており、しっとりと手にフィットしてくれます。スノーピークの焼印入り。
グリップとステンレス製の本体は屈強なリベット留めで、まず外れることはなさそうです。
MADE IN JAPAN

この価格で日本製です。細部まで非常にクオリティが高く、良いモノ感が漂っています。
火ばさみは数百円の安価なモノもありますが、これも¥1,900(税別)とさほどお高いわけではありません。キャンプに毎回連れ出してあげれば、一回辺りのコストは数円から数十円でしょう。
やはり焚き火はキャンプにおける「神聖な儀式」(?)ですから、周辺アイテムも良いモノを使いたいですね。
先端

先端は木炭や薪へのホールド力を高めるためのギザギザが施されています。薪の大小を問わず、高いグリップ力を発揮してくれます。

さらに副産物として、鍋やケトルの取っ手をギザギザに引っ掛けることで、簡単に持ち上げることが出来ます。
(これは安価な火ばさみでも同様の構造になっているとは思いますが)

さらに、先端が薄いので細かい作業が得意です。意外と他のトングは先端が太いことが多いのです。

動かしたい薪だけピンポイントで動かすことができるので、微妙な火力調整をすることが出来ます。
剛性が高い

ステンレス製の一枚板で形成されているため、剛性感が高いのが特徴です。つまり、ハサミの左右へのブレが少ないのでより掴みやすく仕上がっています。
ブレが少ないことで、薪のサイズに関わらず掴むことが出来ます。
安い火ばさみと高い火ばさみの違いはそこにあります。使っていてストレスが少ないですね。
開き角度

開き角度です。火ばさみの使い勝手に及ぼす影響がもっとも大きい要素と言っても過言ではありません。
その点、この火ばさみは「開きすぎず、閉じすぎず」な絶妙の角度設定に仕上がっています。
つまり程よい反発力があり、力加減を伝えやすいということ。小さな消し炭なども器用に持ち上げることが出来ます。
また、閉じる際に必要な力も適切で、女性でも硬すぎるということはないですね。
シンプル構造

取っ手以外は、一枚のステンレス板をただ曲げただけの構造なので、部品がないため故障しません。末長く使うことが出来ます。
適切な長さ

長さも絶妙ですね。焚き火台の火に手を突っ込んでも熱くならない長さを持っています。しかし大きすぎず、可搬性にも優れています。
シンプルなデザイン

シンプルで飽きのこないデザインです。特に高級感は無いですが、悪目立ちせず好印象です。
ステンレス製である
ステンレス製ですので、錆びにも強いですね。野外でタフユースするアイテムですので嬉しいポイントです。
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