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GEAR

ソロキャンプにおすすめのカッティングボード3選[軽量・コンパクト]

扱いやすいナイフと、カッティングボードがあれば、野外でも自宅と同じように調理がはかどります。

調理を楽しむキャンパーにとっては、カッティングボードはなくてはならない調理器具のひとつと言えるでしょう。

今回はソロキャンプにおすすめのカッティングボードの選び方と、メンテナンスの方法をご紹介いたします。

素材別カッティングボードの特徴

樹脂製

ソロキャンプを楽しむ方の中には、電車やバスなどの公共交通機関を利用したバックパッキングスタイルや、バイクを利用したキャンプに出かける方も多いと思います。

そのような方にとっては樹脂製のカッティングボードをおすすめします。

樹脂製のカッティングボードの特徴は以下になります。

  • 軽量
  • コンパクトになる
  • メンテナンスフリー

樹脂製のカッティングボードの一番の特徴は軽量なことです。木製のものに比べて、薄いものが多く、コンパクトになります。

素材によっては折り畳んだり丸めたりできるものがあり、バックパックや荷物の隙間にストレスなく収納ができます。

 

また、あらかじめ素材に抗菌剤を混ぜて製造している製品や、乾燥機や食洗器で使用可能な製品があります。

ほとんどのものが、木製品のようにこまめなメンテナンスをしなくても継続して使用ができます。

 

ただし、軽量コンパクトなぶん、食材をカットする際の安定感に欠けるものが多いというデメリットがあります。

木製

キャンプでの見栄えや、サイトの雰囲気を重視する方には木製のカッティングボードをおすすめします。

木製のカッティングボードの特徴は以下になります。

  • 天然素材の質感を楽しむことができる
  • チーズやフルーツ、料理のサーブにも使用ができる
  • 刃当たりがよく切りやすい
  • 適度な重みがあり安定感がある

木製のカッティングボードは素材によって木肌や色などの表情が大きく変わります。節や木目に個性があるため、ひとつとして同じ表情のカッティングボードは存在しません。

天然素材ならではの質感を楽しむことができます。

さらに、長く使用することで味が出てくるので、経年変化も楽しむことができます。

 

また、木製のカッティングボードは見栄えがよいので、料理のサーブに活躍します。チーズやフルーツなどをカットした後、そのまま並べるだけで、食卓の雰囲気がアップします。

樹脂製のものに比べて、ほとんどの木製のものは、刃当たりがいいです。食材が滑らないので切りやすく、包丁が傷みにくいというメリットがあります。

適度な重みがあるため、安定感があり、上で食材をカットする際に、カッティングボードが動いてずれてしまう煩わしさがありません。

 

木製のカッティングボードのデメリットは、使用にこまめなメンテナンスが必要な点です。メンテナンスを怠ると、反りが出て割れたり、カビが生えたりすることがあります。

著者おすすめのカッティングボード

著者おすすめの樹脂製と木製のカッティングボードをご紹介いたします。

MSR アルパインDXカッティングボード

スペック

収納時サイズ 13.3×19×0.9cm
使用時サイズ 26.7×19×0.4cm
重量 177g
素材 ポリプロピレン
生産国 台湾

MSRは、登山家向けに高性能な製品を作ることで定評のあるブランドです。このカッティングボードもしっかりとした作りで信頼のおける製品です。

折り畳み式で携帯性に優れ、ソロ使用にはぴったりのサイズ

MSR アルパインDXカッティングボードは折り畳み式のカッティングボードです。折りたたんだ状態ではB5用紙の半分ほどのサイズです。バックパックやギアコンテナの隙間に難なく収納ができます。

使用する際は、カッティングボードの中央部分を展開することで、ほぼB5用紙のサイズになります。ソロ用の料理の食材をカットするには必要十分なサイズです。

使い始めは、折りたたみ部分が薄く感じ、強度に不安がありましたが、そこはさすがのMSR製品。1年以上愛用していますが、破損する気配がありません。

使い勝手と携帯性のバランスが良いカッティングボード

MSR アルパインDXカッティングボードの重量は177g。漫画の単行本より少し軽いぐらいの重さがあります。折り畳み式なので携帯性はいいのですが、重量はさほど軽量ではありません。バックパッキングなどで、重量を気にする場合、このカッティングボードよりも薄く、軽量なものはいくらでもあります。

ただ、あまりに薄く軽量なカッティングボードは、アウトドアでの使用には適しておりません。急な突風が吹いた場合に食材ごと吹き飛ばされてしまうことがあるからです。

アルパインDXカッティングボードは適度な重さがあるので、安定感があります。著者の場合、風がふきつける海沿いでキャンプすることが多いので重宝しています。

厚みも適度にあるので、刃あたりがよく、食材のカットもスムーズに行うことができます。

折り畳み部分をうまく使った使用が便利

アルパインDXカッティングボードは谷折りでの使用をおすすめします。カットした食材を他の容器に移す場合に、端から食材を落ちることがありません。

細かくなる食材をカットした際などは非常に便利です。

LIGHT MY FIRE カッティングボードプラス

スペック

素材 ポリプロピレン
サイズ 160mm×150mm×30mm
重量 45g
耐熱温度 120度

極小サイズのカッティングボード

LIGHT MY FIRE カッティングボードプラスは非常に小型のカッティングボードです。45gと軽量で、手のひらに収まるサイズです。

バックパッキングや登山に持っていくのに最適な製品です。

軽量ですが、折れ曲がる素材ではないので、それなりに切りやすいカッティングボードです。おにぎり型のユニークな形が目を引きます。同社からリリースされている、同じ形のランチキットに収納が可能です。

著者はg単位で荷物を削る登山の際に愛用しています。

嬉しい湯切り機能

製品の一部には湯切り用の穴が開いています。パスタやうどんをゆでた後の湯切りに便利です。

著者の場合、登山で必ず一食はパスタを食べるので、重宝しています。耐熱温度が120度なので、熱湯をかけても溶けることがなく安心して使用ができます。

MAAGZ 栗のカッティングボード S

スペック

素材/仕様 栗/胡桃油仕上げ
サイズ 335mm×120mm×9mm
重量 180g 天然木のため多少の誤差あり
カラー ブラック・ナチュラル
製造 日本(八王子)

なぜ栗なのか?

栗は国産材の中では、水濡れに対してよく耐える特徴があり、保存性が非常に高い木材です。

栗に含まれるタンニンには防虫効果があり、シロアリなどの害虫を寄せ付けない効果があるため、昔から家の土台や枕木などに使われてきました。

国産の材の中では最高級の木材です。木質は固く弾力があるため、壊れにくく、刃あたりが良いため、カッティングボードの素材としても適しています。

程よいサイズ感

栗のカッティングボード Sは縦長の一風変わった横長のカッティングボードです。

同じくMAAGZから発売されているTAKIBIツールバックに収まるようにデザインされているからです。

ソロキャンプには、このサイズ感がちょうどよく、フルーツなどのちょっとしたものや酒の肴をカットして、そのままつまんで食べるのに重宝しています。

がっつり食材をカットして料理する場合は、カットした食材が逃げる場所がないので、正直向いていません。

著者は先ほどご紹介したMSR アルパインDXカッティングボードは調理用に、栗のカッティングボードはおつまみ用に、用途を分けて使用しています。

デザインが良く、持ち手が秀逸

ハンドソーの持ち手部分を意識した持ち手は、さりげなく主張がある、無駄のないデザインです。

見た目がよいだけでなく、非常に持ちやすく、手にフィットします。

黒色なので料理が映える

栗のカッティングボード Sには無垢のものと、黒色のものがあります。著者が所有しているのは黒色のもの。

この黒色は栗に多く含まれるタンニンという成分と鉄を反応させて染めています。

木材に単純に色をつけるわけでなく、化学反応により、木材自身の色を変化させる方法です。木材の質感を損なうことがなく、自然な色合いに仕上がっています。天然の成分のみを使って染めているので、食品を置いても安心です。

他のカッティングボードにはみられない黒色が魅力です。チーズの白や黄色、トマトの赤など、明るい色の食材が映えますね。

黒色なので、汚れや傷が目立たないところも気に入っています。

MAAGZ公式サイトで栗のカッティングボードSを見る

カッティングボード使用後のケア

カッティングボードは使用を続けるうちに、包丁による傷が増えていきます。傷が増えてくると、サッと洗っただけでは汚れを落としきることができません。

そのまま放置すると、雑菌やカビが繁殖する原因になります。食中毒の予防のためにも、正しいケアが必要です。

 

特にキャンプで使用するカッティングボードの場合、たまにしか使わない方も多いと思います。

久しぶりに使おうと取り出したらカビで真っ黒・・・・・・ということにもなりかねません。使用後には必ずしっかりとケアをしましょう。

樹脂製カッティングボードのケア

食器用洗剤をつけたスポンジで表面をこすります。

食器用洗剤を流水で洗い流したら、漂白剤を使って除菌をします。キッチンペーパーをカッティングボードを覆うように敷き、上から漂白剤をかけます。キッチンペーパーを使用することで、ムラなく漂白ができます。

漂白剤が手につくと、手荒れの原因になります。作業中は手袋を着用してください。

10分ほど放置した後、キッチンペーパーを外し、漂白剤を流水でよく洗い流しましょう。

木製カッティングボードのケア

木製のカッティングボードの使用後は、中性洗剤できれいに洗いましょう。樹脂製のものよりも表面に傷がつきやすいため、スポンジで優しく洗います。

木製のカッティングボードは、水の中に漬けたまま放置すると、水を吸い込んで傷んでしまうのでご注意ください。

洗った後は除菌を行います。木製カッティングボードの除菌は熱湯を使って行います。カッティングボードの裏表に、むらなく熱湯をかけて除菌しましょう。

除菌を終えたら、表面の余分な水分をふき取りましょう。その後、しっかりと乾燥させます。

乾燥の際は直射日光には当てないようにしましょう。直射日光に長時間当ててしまうと、反りが出て、カッティングボードにひびが入ることがあります。

風通しの良い日陰に放置して、完全に水気を飛ばしましょう。

木製のカッティングボードのオイルメンテナンスについて

木製のカッティングボードで、表面にコーティングのない無垢仕上げのものは、定期的にオイルメンテナンスが必要です。

無垢のカッティングボードにオイルを染み込ませることにより、シミや汚れ、カビの発生を防止することができます。手順をご説明いたします。

メンテナンスは、カッティングボードの表面が乾き、光沢が無くなったタイミングで行いましょう。

メンテナンスに使用するオイルは乾性油(ひまわり油、えごま油、クルミ油など)がおすすめです。乾性油とは空気中で自然乾燥する油のことです。

乾性油を使用すれば、メンテナンス後にカッティングボードが油でべたつくことがありません。

キッチンペーパーやウエスに油を少量染み込ませ、木材の木目に沿って油をのばします。

全面にむらなくのばしたら、風通しの良い日陰に10分以上放置します。

10分以上放置したら余分な脂を、キッチンペーパーやウエスでしっかりとふき取って完成です。

ソロキャンプにおすすめのカッティングボードまとめ

ソロキャンプにおすすめのカッティングボードを紹介するとともに、メンテナンスの仕方と選び方をお伝えいたしました。

お気に入りのカッティングボード選びの参考になれば幸いです。

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