ELECAENTA(エレカンタ) S600W (ポータブル電源) レビュー
ELECAENTA(エレカンタ) S600W (ポータブル電源) とは
マクアケで話題のELECAENTA(エレカンタ)社の大容量ポータブル電源「ELECAENTA(エレカンタ) S600W」のレビューです。
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サイズは高さ : 198mm 長さ : 290mm 幅 : 160mm。740Wh / 200,000mAhという超大容量ながら、重量は約7.5kg。バッテリー容量を考えると非常にコンパクトです。
メーカー様からお借りすることができたのでその使用感をシェアします。
ディティール
フロント部分
フロント部分は黒い樹脂製で、出力用のインターフェース、そして充電用端子(INPUT)が並んでいます。
インターフェースは左から、
- DCポート2口、シガーソケット1口
- USB-Aポート3口(すべて急速充電対応)とUSB-Cポート1口
- AC出力ポート2口
を搭載しています。
出力端子それぞれの詳細です。
AC出力(コンセント)
最大で2つ合わせて1200Wまでの出力を誇るAC出力(コンセント)です。1200Wという上限ワット数はとても大きく、他社製のポータブル電源に比べて非常に強力ですね。
参考までにこれまでレビューした他社製のポータブル電源は、A社120W、B社400Wでした。
ただし定格600W、最大1200W(サージ)となります。サージとは瞬間的に出せるW数のことで、2つのACを使ったときは定格600Wが安定的に使い続けられるW数となります。
最大値ですと使用できない電子機器も出てくるため、定格600Wまでを目安に使うと良いとのことでした。
600Wまでの電子機器で使用できる電子機器と時間の例は下記の画像になります。
一例を挙げるとこんなイメージです。
仕様機器の合計が1200Wを超えていないか注意が必要です。超えていると安全装置(過負荷警告)機能が働き、接続した電化製品は稼働しません。
USB端子×3
USB端子は3口。全てQC3.0規格です。
Quick Charge(クイックチャージ)とは、米国QUALCOMM社が開発したスマートフォン・タブレットを高速で充電できる規格です。例えばQuick Charge 3.0(※)充電規格であれば、USB充電の約4倍も速くスマートフォンのフル充電ができます。
3.6V~20Vまで200mV刻みで電圧値を変動させることができ、接続機器の充電に最適な電圧値、電流値を調節して充電できます。
1口ごとに最大24W(ワット)まで対応。これもかなり高出力です。
ワット数の算出は
となります。
通常のUSBは電圧値(5V)ですが、このQC3.0規格のUSB端子は5V〜12Vの電圧を流すことができるみたいですね。通常の5Vよりも大きい電圧を使って充電できるということです。
ですので、最大ワット数も大きめの24Wになっている、ということでしょう。
背面:バッテリー交換可能
裏面には交換用バッテリーが見えています。写真のゴムラバーを掴んでバッテリーを引き出す仕組みです。
バッテリー単体を交換可能である。というのがこのELECAENTA(エレカンタ) S600W最大の強みでもあり、特徴でもあります。
液晶パネル
液晶パネルはくっきりとして非常に見やすい仕上がりです。好天時の野外でも視認性が確保されていました。
液晶パネルの表示や操作も直感的で分かりやすく、説明書を読まなくても使うことができました。
サイド部分
筐体素材は金属製。塗装はするっとしたような仕上げです。どんなキャンプサイトでも馴染むデザインだと感じますね。
取っ手
取っ手はゆるやかなカーブを描いており、つかみやすいです。100,000mAクラスのポータブル電源より重さはありますが、持ち運びは楽ですね。
底部
底部にゴムが4隅に配置されており、置く場所を選びません。
付属品
付属品はACアダプター、DCケーブル(充電器ですね)。その他車のシガーソケットで充電出来る充電機が付属します。
充電方法
充電方法は、付属のACアダプターをコンセントに接続し、正面にあるDC入力に丸端子ケーブルを刺します。
高速充電
また、DC入力+USB TypeCを両方接続すると高速充電することが可能です。
USB TypeCを使った高速充電は、100W出力のケーブルとアダプターが必要になります。
TypeCですと例えばMac付属のTypeCケーブルなどは100W対応しておりませんので、PD100Wのケーブルとアダプターを使用してください。
(USB Type-C PD100Wのケーブル及びアダプターはリターンには付属しておりません。)
実測で3時間15分ほどでフル充電が完了しました。200,000mAの大容量なのに充電スピードは相当速い印象を受けます。
メーカー公称値は2〜3時間ということでしたが、ほぼその公称値通りの充電時間です。
これなら、キャンプ前日の夜に充電を忘れていた!となっても準備をしている間に十分に間に合わすことが可能です。
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