テンマクデザイン サーカスTC DX レビュー
サーカスTC DXとは
テンマクデザインのテント、サーカスTC DX (サンド)について1年ほど使用しましたので所感をまとめます。
道志 オートキャンプインむじな 訪問レポートブログ 山梨県南都留郡道志村、「道志みちの駅」すぐ裏手に位置するオートキャンプインむじなの訪問レポートブログです。(本当は秘密にしたいぐらい良いキャンプ場でした。) 訪問日[…]
写真は、青空タープTC + サーカスTC DX。道志の「むじなキャンプ場」にて。
アウトドアショップ、WILD-1のオリジナルブランド。tent-Mark DESIGNS、とも。
取り扱いは、主にテント、タープ、シュラフ、焚き火用品、調理器具など。
リーズナブルな価格帯ながら、高品質でデザイン製に優れたキャンプ用品を多数リリース。
多くのキャンパー達から支持を受ける人気ブランドです。
お小遣い制のパパキャンパーでも、ちょっと頑張れば買える「ツボをついた価格」の製品が多いですね。
それなのに、デザインや作りに妥協が感じられないのが素晴らしい。品質は良いのに安いんです。
出典:テンマクデザイン
今回ご紹介するのは「サーカスTC DX」。マテリアルにコットン混紡生地(TC)[ポリエステル65%、コットン35%]を採用した、ティピー(ワンポール)型のテントです。
天然素材であるコットンは遮光性が高いため夏は涼しく、一方で冬は暖気を逃さないため、オールシーズン使えるテントです。
TC素材を使用したテントは高額になりがちなのですが、3万円台と非常に良心的な価格。推奨の使用人数は1人〜2人ですが、頑張れば3人いけるぐらいのイメージです。
センターポールの高さは280cmあり、大人が中で立つことができます。
ベースモデルである「サーカスTC」があり、フロントにサイドフラップが追加されたモデルがDXです。
このサイドフラップが追加されたことで、以下のことが可能となります。
- サイドフラップをタープとして使用
- 別売りのフロントフラップを合わせて広く使える
通常のサーカスTCと比べ拡張性が増えています。

カラーは「サンド」と「ダックグリーン」の2色。
めっちゃ人気のテントで、去年の今頃は品薄で転売ヤーが暗躍するなどしていました。しかし、現在は普通に在庫が確保され、購入することが出来ます。
サーカスTC DXの基本情報
素材
- 本体コットン混紡生地(TC)撥水加工済み
ポリエステル65%、コットン35% - 裾部(スカート)ポリエステル
- ポールスチール製5本継ぎ(φ32mm×2,800mm)
スチール製4本継ぎ(φ22mm×2,000mm) - 収納袋ポリエステルオックス
サイズ
- 収納サイズ(約)630×270×270(高)mm
- 組立サイズ(約)4,200×4,420×2,800(高)mm
重量(約)12.3kg付属品ポール・張り綱・設営用ガイドセット・ペグ・収納袋
原産国:ベトナム
オプション

私が持っているオプション品をご紹介します。写真は、現在は廃盤となってしまったインナーハーフ。
出典: テンマクデザイン
テント本体に吊り下げる形で設営し、蚊帳として使用できます。
テント自体は正五角形ですがインナーハーフは変形した五角形。テント前方に靴などを置ける「土間」を生み出してくれます。

インナーハーフとセットのサーカスグランドシートハーフ。
サーカスTC DXサンド本体が¥39,800+ 税、サーカスグランドシートハーフとインナーハーフのセットが¥1 6,800 + 税。
トータルでざっと6万円ちょいのお買い物です。
スノーピーク ソリッドステークペグを購入
ペグは別途、スノーピークのソリッドステーク 40を購入しました。純正ペグは17本入っていますが、とりあえず五角形の5角&ガイロープ分で10本を購入しました。
キャンプでテントを設営するために、なくてはならない道具のひとつがペグです。 ペグの選択を間違えてしまうと強風でペグが抜けてしまい、テントやタープが飛ばされる事態にもなりかねません。 キャンプ地がどんな状況でも快適に過ごすために、[…]
サーカスTC DXのディティール
ティピー(ワンポール)型テント
ティピー(ワンポール)型テントは、他の形状のテントにない独特の雰囲気がありますよね。
設営が簡単というメリットもあります。慣れてくれば、一人でも15分程度あれば設営することが出来ますね。(インナーテントなしの場合)
一方でテント内の空間は、センターポールがデッドスペースを産むためサイズほど広く使えないとも言えます。
TC(ポリコットン)素材を採用
TC(ポリコットン)素材によって、燃えにくく火の粉に強い仕様。焚き火好きにとって非常にありがたいですね。
もちろん弱点もあって、濡れると乾きづらいですし重さはずっしりとあります。でもこれは一般的にTC素材の弱点として認知されているので、このテント固有の問題ではありません。
それを踏まえてどちらをとるか?という問題ですよね。
(写真の焚き火台は弊社製RAPCAです。)
全てTC素材というわけではなく、テント下部の「スカート」と呼ばれる場所はポリエステル製。接地するため汚れやすく濡れやすい部分ですが、手入れしやすい素材になっています。
優れたコストパフォーマンス
TC(ポリコットン)素材を採用したテントは、通常のポリエステル素材を採用したテントよりも高価なのが一般的です。
しかし、サーカスTC DXはお値段控えめ。それも圧倒的に。
例えば、北欧のテントメーカーであるNORDISKのASGARD 7.1。マテリアルはテクニカルコットン(コットン35%、ポリエステル65%)、就寝可能人数は3人と仕様は近いもので10万円弱。
国内メーカーと輸入幕を同列に語るのもおかしいとは思いますが、参考までに。
さらに、細部の作りは非常に丁寧で値段以上の作りなのは間違いないです。
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