フライパン「ジュウ」Sサイズ レビュー
大阪の金属加工工場「藤田金属」と、東京のデザイン事務所「TENT」によるFRYING PAN JIU(フライパン「ジュウ」)。
その独特の美しい佇まいにヤラれてしまい、購入しました。
これは一体何…?正体は、1.6mm厚の鉄板を使った鉄製フライパン。別体式のウッド製ハンドルが付属し、それを装着することでフライパンとして使用することが出来ます。
そして、調理が終わったらそのまま食卓へ。ハンドルを外せば「お皿」としても使えるという、非常にユニークな製品です。
特徴的なリム(ふち)が「お皿感」を生んでいるデザインですよね。
公式のキャッチコピーは[「つくる」と「たべる」を一つにする。]というもの。フライパン自体のデザインの良さもさることながら、キャッチコピーを含めたコンセプトがめっちゃ素敵。
というわけで実際に、ハンバーグを焼いてみたのでレビューをしていきたいと思います。
SPEC
サイズ | 約外径21.5×高さ3.6×底径12cm |
調理時使用部分のサイズ | 直径16×深さ3.0cm |
重量 | 約560g |
素材 | 本体=鉄、ハンドル=天然木(ブナ) |
その他 | ガスコンロ可、100・200V電磁調理器対応 |
「つくる」と「食べる」を1つにする。町工場が作るお皿のような鉄フライパン 片手で着脱可能な独自開発の簡単スライド式ハンドル(特許出願中) 職人がこだわった本格仕上げで「こびりつきにくく」「サビにくい」鉄フライパン 独自の加工方法の【ハードテンパー加工】で使いはじめの使いにくさ解消!!
公式の説明です。
サイズ展開が豊富でして、S、M、Lサイズがあります。(さらに M深型 もアリ。)今回購入したのはSサイズ。使用してみた実感としては、1人〜2人ぐらいの調理をするのにいい感じ。ソロキャンにはSサイズ、ファミリーにはMサイズ、といったサイズ感に仕上がっているかと思います。
ディティール
ハンドル
美しい天然木で作られたハンドル。明るい色合いのビーチ(ブナ材)のモデルと、ダークな高級感ある佇まいのウォルナット(クルミ材)のモデルがあり、選んだのは後者です。
山形県天童市の工場で、無垢の木材を削り出しして製造している、というこだわりっぷり。
温かみのある風合いが良い感じです。そして、表面は天然木のざらつきをあえて残したような風合いで、グリップ力が高く機能面でも良好です。
ハンドルは上下でシャキンとズレるようになっています。この隙間にフライパンのフチを挟み込んで固定する仕組み。片手でものすごく簡単に装着できる上に、ズレやガタつきの少ない使用感には驚きました。
フライパン本体
ちょっと情報の多い写真で申し訳ないですが、写真上がフライパン本体。丸いフライパン、なのですが存在感のあるリムが普通じゃない感じを醸し出しています。
不思議と存在感があるんですよね。キャンプで使っても絶対カッコいいです。
また、独自のハードテンパー加工(焼き付け加工)済みで、使い始めの「油ならし」が不要。鉄フライパンを使い始める際のいわゆる「シーズニング」(くず野菜を焼いたりする、あの作業です)がいらないのでめっちゃラクです。
また、まだ長期間使ったわけではないので検証が出来ていないのですが、「焦げ付きにくく、サビにくい」という特徴も兼ね備えているみたいです。(使い込んで追記したいと思います)
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