スカンジナビアンフォレスト 4つのメリット
両手持ちが可能なので、薪割りができる
私が山にバックパッキングスタイルで出かける時には、直径15~20cmほどの、打ち捨てられた間伐材の丸太をよく目にします。スカンジナビアンフォレストならば、このサイズの丸太を割って薪にすることができます。
ハクスバーナは、柄の長さが短く、片手持ちでしか使用ができないので、直径15~20cmほどの丸太の薪割りはできません。
スカンジナビアンフォレストの柄の長さは64.5cm。柄の長さがそこそこあるので、両手で斧を持ち、頭上から振りぬいて使用することができます。
薪割りに特化した斧ではないので、薪を割るにはコツがいりますが、両手持ちをすることにより丸太の薪割りが可能です。
スカンジナビアンフォレストを使って直径15~20cmの丸太を割るコツをお伝えします。
丸太を割るときは丸太の先端部分を狙います。両手で斧を持ち、頭上の高い位置に斧を構え、餅をつく感じと同じ要領で一気に振り下ろします。上手くいけば、縦に切込みが入ります。
丸太の反対側の端も同じように叩けば、丸太を2つに割ることができます。
使い勝手と可搬性を両立した大きさ
写真の上部の斧は私が愛用しているFISKARSの薪割り用斧X25です。太めの薪も難なく割ることができる斧です。ただし、重量が3kg以上あるので、バックパッキングに持っていくには厳しいサイズ感です。
スカンジナビアンフォレストは1.14kg(ケース含まず)。ハクスバーナは0.97kg。
スカンジナビアンフォレストのほうが重量がありますが、気にならない程度です。巻き割り用斧の様に、持ち運びが苦になる重さではありません。
柄が長いので、コンパクトさはハクスバーナに軍配が上がりますが、スカンジナビアンフォレストもバックパッキングに持ち出すことができるサイズ感です。
つまり、「使い勝手と可搬性を両立した絶妙な大きさ」ということです。
枝打ちに特化しているので、焚き付け用の枝を集めるのに大活躍
ハクスバーナの斧と斧刃の部分を比較してみましょう。左がハクスバーナ、右がスカンジナビアンフォレストです。スカンジナビアンフォレストのほうが斧刃が薄いのがおわかり頂けると思います。
スカンジナビアンフォレストは、この鋭く研がれた薄い刃により、太い枝を切断することに適しています。
柄は細めで握りやすく、斧身の重さと柄が絶妙なバランスなので、ゴルフスイングするように斧が振りやすいです。スイングして使用することで、太い枝でも簡単に枝打ちができます。焚き付け用の枝を集めるのに大活躍します。
また、草が生い茂っている道を藪漕ぎしながら進む時や、野営場所を整地する時。邪魔なツタや枝を簡単に伐採することができます。
刃が鋭いので、ナイフの様に木を削ることも可能です。木の枝の先を削って木のペグを作ったりと、本来ならナイフで行う作業にも対応できます。
ハンマーとしても使用できる
スカンジナビアンフォレストの斧頭は槌(つち)のようにフラットになっているため、ハンマーとしても使用ができます。
ハンマーは、通常テントの設営以外には使わないので、バックパッキングスタイルで出かける際には持参しません。ですが、固い地面にペグを打ち込む際に必要になることもあるので、スカンジナビアンフォレストがあれば重宝します。
さいごに
私がグレンスフオシュブルークの斧をおすすめする理由が伝わりましたでしょうか?ハンドハチェットから大型の薪割り斧まで、10種類以上のラインナップがありますが、そのどれもが素晴らしい斧です。
バックパック一つで山籠もりをしたい方には、私が愛用しているスカンジナビアンフォレストやアウトドアアックスが汎用性が高いのでおすすめです。
使い方次第で、一生の相棒になる斧です。ぜひチェックしてくださいね。
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