真っ黒!!に仕上がった
OD缶
というわけで、OD缶は完成しました。どうでしょうか、かなり真っ黒に仕上がったと思います。カメラの設定はいじっておらず、シャッタースピード優先モード、F値2.0で撮影しました。ホワイトバランスは上に取り付けたノクターンに合わせています。もちろん画像加工も一切していません。
OD缶の上部のカーブ部分にも一切影が落ちず、まるでそこだけぽっかり切り抜かれたような感じに見えます。
とはいえ、肉眼で見た時はここまでの印象はないという事実だけは伝えておきます。なんていうか、もう少し普通に見えます。「人間の目の優秀さ」はハンパないですね。
キャンプに持って行って、暗がりでノクターンに火を灯せば「まるで何もないところに火が突然現れている」かのように見える…はずです。
どれだけ黒いのかをお伝えするために、一般的な黒いモノと比較写真。YETIのランブラーのブラックです。
ナイフ
ちなみにナイフもめっちゃ黒く仕上がりました。(右は一緒に塗装したルアー。無駄な情報のある写真ですいません。)
塗面はデリケート
確かに圧倒的な黒さに仕上がる黒色無双。ただし塗面はめちゃくちゃデリケート、かつゴミが付着しやすい状態です。ほぼ「観賞用」だと考えて良いと思います。
光を吸収するために表面に極めて小さな凹凸をつける「粉状塗膜層」を形成するので、その凹凸によってホコリがつきやすいのかもしれません。
手で少し触るだけでホコリやゴミが付着して黒さが落ちてしまいます。それを拭き取ろうとして触れるとさらに汚くなってしまうという悪循環。
また、塗膜の強度は非常に低く、軽い接触でも光沢が発生したり、塗膜の剥がれが発生します。なるべく触らない方が良いですね。
ナイフはアクリルウレタンで仕上げ
というわけで、黒色無双むき出しの状態ですとナイフが使い物にならないため、アクリルウレタンで仕上げをすることにしました。
もちろんせっかくの黒さが、ウレタンの反射で台無しになることは分かっているのですが、道具として使い物にならないと困るので苦渋の選択です。
アクリルウレタンはロックペイント社のマルチトップ クリヤーQR(2液性)を使用しました。主剤:硬化剤の割合は10:1です。
というわけで仕上がったナイフがこちら。やっぱりアクリルウレタンが光を反射して、黒色無双が持つ光の吸収力を台無しにしてしまいました。
とはいえ、十分に黒いですが…
まとめ
以上、黒色無双(光陽オリエントジャパン)でキャンプ用品を塗ってみた結果でした。
素人なりに頑張って塗装した結果、ほぼネットに出回っているレベルの「極めて深い黒」に近い塗装が出来たと思います。
マジで「無双」な黒色無双、塗るだけでめっちゃ楽しいのでぜひ塗装にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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