SOTO レギュレーターランタン [ST-260] レビュー
SOTO[ソト]のガスランタン、レギュレーターランタン [ST-260]のレビューです。
ステンレス製のメッシュで出来たホヤ内にマントル(白い袋のようなもの)が内蔵されているガスランタンですね。
マントルの中にガスを溜めて燃焼し、発熱、発光させる、という仕組みです。
手軽なCB(カセットボンベ)缶が燃料であることも美点で、いわゆる燃料系ランタンにカテゴライズされる製品です。
2、ガスランタン
3、ガソリン(灯油)ランタン
1/f
規則的な中に、わずかに含まれる「ゆらぎ」のこと。「規則的」と「不規則」が調和した状態。
波の音、雨音、小川のせせらぎや風、そして火のゆらめき等に含まれている、と言われており、リラックス効果をもたらします。
SPEC
サイズ | 幅10×奥行13×高さ15cm |
重量 | 247g |
原産国 | 日本 |
材質 | メッシュホヤ・燃焼塔・器具栓つまみ=ステンレス ボンベホルダー・点火スイッチ=樹脂 |
収納時サイズ | 幅6.5×奥行10.5×高さ15cm |
照度 | 150ルクス(ST-760使用時) |
使用燃料 | SOTO製品専用容器 |
付属品 | 収納ケース、マントル1枚 |
別売品 | ボンベ |
CB缶が燃料
いわゆるCB(カセットボンベ)缶が燃料。推奨はSOTOのST-760ですが、イワタニの安いヤツを使っています。
OD(アウトドア)缶と比べ、どこでも入手しやすいのがポイント。
連続使用時間は、カタログ値で約4.5時間(ST-760使用)となっています。
ディティール
コンパクト
サイズ感をiphoneXとの比較。
グローブ(ホヤ)のボリュームはそこそこありますが、脚が畳めるので全体としてはコンパクトです。
専用ケース
専用の収納袋も付属し、可搬性に優れますね。
グローブ(ホヤ)
ステンレス製のメッシュで出来たグローブ(ホヤ)は、ガラス製に比べて壊れにくいですね。
上部にはSOTOのロゴマーク。
取り外しも簡単で、マントルのメンテナンス時も楽チンです。
この2箇所の板バネで留まっているだけです。
ガス調整つまみ
ガス調整つまみです。左に回すと+、右に回すと−です。
消火する際はこのつまみを−方向に目一杯閉めると、そのうち消えます。
このつまみで明るさを調整します。
ガス缶の取り付け方法
CB缶の取り付け方法です。シンプルで簡単な仕掛けです。
CB缶と接続部分の凹凸を合わせて差し込みます。
あとはガス缶を右にひねって完了です。
[ST-260] マントルの交換方法
マントルの交換方法です。付属の説明書に従った手順です。
マントルは最初に燃やして、繊維を焼き切って灰化させる必要があります。いわゆる「から焼き」と呼ばれる工程ですね。
その手順をご紹介しますね。
ホヤを外す
まず、ホヤを外します。その時、マントルにぶつかると簡単にマントルが崩壊するので注意が必要です。
わざとマントルを崩壊させてみました。(わざとですよ!)
とはいえ、これから交換する予定のマントルなので問題ないですが…
古いマントルを除去する
古いマントルを除去します。ポロポロと手で簡単に除去することが出来ます。
新しいマントルを被せる
新しいマントルを被せます。
マントルの向き
穴が大きい方(ピンク)が下。
穴が小さい方(グリーン)が上ですぞ。
マントルは無理に深く被せずに、優しくふわっと被せるぐらいでOK。キノコ状に膨らませます。
イグナイターを覆わないようにする
この時注意点がありまして、マントルがイグナイター(点火用の火花が飛ぶところ)に被ってしまうと、点火スイッチで着火出来なくなってしまいます。
イグナイターに被っていないか注意しましょう。
マントルを燃やす
マントルを整形したら、ガスを出してライターやトーチでマントルを燃やします。マントルが縮みますがそれでOK。
ガスの噴出量をあげて、全体が綺麗に燃えるようにしましょう。めちゃくちゃ臭いので、屋外推奨です。
この工程でマントルの繊維が燃えて灰化し、明るい光を放つ状態になります。
ガスを止める
正常に灰化すると白く、小さくなります。
マントルが正常に初期化出来たら、ガスを止めて冷めるまで少し待ちます。
ホヤを戻す
その後、ホヤを元に戻します。この時、ホヤがマントルにちょっとでもぶつかると破れてしまうので注意が必要です。
かなり明るい
カタログ値で150ルクス(ST-760使用時)とのことですが、ガスの噴出量をMAXにした際の明るさはかなりのものです。
(ロウソクの光が、10ルクスぐらい。)
卓上を照らすライトとして、メインで活躍してくれる感じですね。
また、ステンレスメッシュのホヤが適度にぼんやりとした表情にしてくれるため、目に優しい光ですね。
暖も取れる
ホヤの周りがかなり熱気を帯びますので、ちょっとした暖を取ることも可能です。
これはLEDランタンには出来ない芸当ですよね。
デメリット
当然ながらグローブ(ホヤ)は熱くなりますので、お子様が触れないように注意が必要ですね!
また、点火装置が付きにくいことがあります。
どうしても付きにくい場合は、スライドガストーチを使って外側から点火してしまいます。
あとはマントルのメンテナンスがやや手間だと言うことです。
とはいえこれはガスランタンならではの楽しみでもあるので、デメリットでは無いですよね。
しかしホヤをマントルにぶつけないように装着するのが、少し難易度が高いです。
まとめ
- 想像よりも明るいガスランタン
- 暖も取れる
- 1/fゆらぎを発生させる
以上、SOTO[ソト]のレギュレーターランタン [ST-260]についてでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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