日照は先ほどと同様に、天気は晴れ。ソーラーパネルを触ると、熱を帯びる程度の日照です。

パワーコアⅡ スリムの充電に必要な入力は5V・2A。
午前10時から午後4時頃まで6時間程度充電して、充電容量を表すインジケーター2つ点灯分まで充電できました。(MAX4つ)
その後iphoneXを充電してみると1回は満充電出来ましたが、2回目は途中で力尽きましたので、半分の5000mAには満たないものの、3000〜4000mAh程度の充電容量は充電できたことになります。
(正確な検証用に電流チェッカーを購入しましたので後日、数値を追記いたします)
2つの機器を同時接続

さらに、今度はiphoneXと、パワーコアⅡ スリム10000mAhを同時充電してみました。
それぞれ充電に必要な電流値は、1Aと2A。
カタログスペックでは「2つのポートを同時使用で、合計で3Aの出力」となっていたため、理論上は同時充電が可能なはずです。
この状態で3時間程度放っておいたのですが、それぞれ単体で充電した際に比べると明らかに厳しくなり、iphoneXに関しては充電前の残容量と変わらず、パワーコアⅡ スリム10000mAhに関してはほぼ充電できていない印象すらありました。
もちろん、カンカン照りの日照MAXではない、という状況ではありますが、実際には3Aの電流が流れているとは考えにくく、もう少し出力は低いものとなっている可能性が高いですね。
21Wという表記について
というわけで、そもそも製品の表記である21Wという出力の表記は少し怪しい?かもしれません。(ただし、盛夏の日照ですと印象が変わる可能性は大いに有ります)
ちなみに、ワット(W)=ボルト(V)×アンペア(A)で計算することが出来ます。
そもそも先述したように、USB機器の電圧は5V、カタログ値の最大電流値3Aで計算すると5V×3A=15Wということになります。
しかも、実際には1Aと2Aの機器を同時接続すると、期待値通りの充電結果にはなりません。
ただ2A必要なモバイルバッテリー単体では充電可能でしたので、実際の出力はおおよそ10W〜15W程度ではないでしょうか。
冬場の日照、曇りだと電流不足
1月2月の日照ですと、晴れ渡る冬晴れの日であったとしても、スマートフォンでさえ充電するのが困難な電流しか確保することが出来ませんでした。
そのためやや季節を選ぶような印象です。
また、当たり前ではありますが、少しでも日が陰ってしまうと途端に出力低下します。
そのため、充電時の電流値にシビアな機器は、一度モバイルバッテリーに充電してから、安定した電流で充電したほうが良いでしょう。
まとめ
- iphoneXなどのモバイルデバイスの充電に最適
- 1A程度の電流を必要とする電子機器の充電もOK
- 平置きで使用することを推奨
- 冬場は電流が不足し、やや厳しい
- 21Wは出ない
以上、ANKER パワーポートソーラーのレビューでした。
正直カタログ値ほどの出力特性は期待できませんが、電源の取れない野外でスマートフォンを充電できるというのは強みです。
アウトドアアクティビティを多くこなす方にとっては、非常にありがたい製品であることは間違いのないところ。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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