[焚き火]をしてみよう!
キャンプといえば、焚き火!(ですよね??)
気の知れた仲間と焚き火を囲んで、ぼーっと火をみているだけでめっちゃ癒されます。
しかし、普段生活しているだけでは、焚き火をする機会ってほとんど無いですよね。
ですので、キャンプを始めていざ焚き火をやろうと思ってみても、以外と何から揃えたらいいのか分からないぞ。
少なくとも私は、そんなふうになりました(汗
[焚き火]のやり方&おすすめアイテム!(初心者向け)
そこで焚き火初心者の方に向けて、焚き火に必要なアイテムと、焚き火のやり方をまとめました。
この記事に沿って必要なアイテムを揃えれば、すぐに焚き火をスタートすることが出来ます!
焚き火に必要なアイテム
まずは、焚き火に必要なアイテムをご紹介します。
最低限これだけあればOK、というモノを厳選しました。
焚き火台
直火NGのキャンプ場も多いため、まずは焚き火台ですね。
代表的なところですとUNIFLAMEのファイアグリル。
そして、スノーピークの焚き火台Mあたりが使いやすいです。
レビューはこちら。
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そして手前味噌ですが…弊社製RAPCAもおすすめです!
MAAGZオンラインストアはこちらから。
薪用トング
長めの薪用トングが必要です。火がついた薪を移動したりするのに使用します。
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私は野良道具製作所の「野良ばさみ」を使用しています。伸縮式で仕舞寸法が小さい!そして2.3mmの黒皮鉄板製で剛性感がハンパないっす。
焚き火は趣味でやるもの…どうせなら、周辺アイテムも良いモノを、という思いがあり使っています。
もちろん、ホームセンターなどに売っているトングでも、機能的には問題ありません。
革グローブ
厚手のレザーグローブを、焚き火台や薪を移動するときに使います。おすすめは、スノーピークのキャンパーズミトン。
焚き火グローブとしても使えますし、ミトンとしてダッチオーブンなどを持つ際にも使うことができるマルチなやつ。
また、薪を切る際、手の保護に使えますね。素手ですとトゲが刺さったりします。
熱いモノを扱うことの多いキャンプでは、焚き火だけでなくいろんなシチュエーションで出番があります。
チャッカマン・トーチ
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種火へ着火するのに、チャッカマンやトーチが必要です。ライターでも良いですが、出来れば肢が長いモノがおすすめ。
ソト(SOTO) スライドガストーチであればカセットガスから充填出来るため、使い捨てタイプに比べて経済的です。
しかも火力がいわゆるチャッカマンと比べて桁違いに強いので、着火が容易になります。
着火剤(焚きつけ)
着火剤があるとスムーズです。私は※ファットウッドをよく利用しています。
ファットウッドとは
枯れた松の木の松脂(松ヤニ)を多く含んでいる部分のこと。枯れた松の木は、松ヤニが重力で下に落ちて溜まり、ファットウッドとなります。
松脂の油分でよく燃えます。
ブッシュクラフトインクから販売されているティンダー(火口)ウッドが安価でよく燃えておすすめです。
燃焼時間が長く、天然素材ですので環境負荷的にもいい感じ。
松ヤニがたっぷり染み込んでいますので、水濡れに強いという特徴もあります。
※そこらへんで拾ってきた松ぼっくりでも代用できます。
薪
焚き火には薪(まき)が必要ですね!
一般的に「焚き火」をする際には「炭」ではなく「薪」を使います。
- 「薪」は暖をとるための焚き火で使う(火の立ち上がりが早いため)
- 「炭」は調理の際に使う
持っていっても良いですが、キャンプ場にも売っていることが多いので、現地調達でもOK。
薪には2種類あります。
- 針葉樹・・・柔らかく、燃えやすい。すぐに燃え尽きる。
- 広葉樹・・・硬くて、燃えにくい。長時間燃え続ける。
それぞれの特徴を説明していきますね。
針葉樹
針葉樹は柔らかく非常に燃えやすいのが特徴で、主に着火時に使用します。
ただし燃焼時間が短く、すぐに燃え尽きてしまいます。
今回はヒノキとスギを混合で用意しました。
広葉樹
広葉樹は硬くて燃えにくい代わりに長時間燃え続けてくれます。写真の束で、だいたい2〜3時間ぐらいは持ちます。
針葉樹で火付けしたのち、広葉樹に火を移すというやり方がおすすめですね。
今回は、ナラの木を用意しました。
あったら良いな、なモノ
ここからは、あればより焚き火ライフが充実するアイテムです。
最初は必須ではないですが、徐々に揃えていきたいです!
ナイフ
柔らかい針葉樹の薪は、バトニングと呼ばれる、ナイフを使った手法で割ることが可能です。
バトニングとは
写真のように、ナイフを使って木材を叩き割る手法のこと。刃厚の太いナイフで実施する。
モーラナイフとは モーラナイフとは、スウェーデンを代表する実用ナイフメーカーです。 創業125年の歴史を誇り、製品は全てMade In Sweden(スウェーデン)。王室御用達ブランドでもあります。 […]
その際におすすめのナイフは、モーラナイフのコンパニオン ヘビーデューティー。コスパ良し、デザイン良しのスウェーデン製ナイフです。
※ただしキャンプ場で売っている薪は、最初から割と焚き火に適切な大きさに切られているため、初めのうちはあまり必要ないかもしれません。
斧
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それから、斧ですね!ハスクバーナの手斧(38cm)を愛用しております。
トルクがあるので硬い広葉樹の薪も割ることが出来ます。
火吹き棒
火吹き棒は、その名の通り火に風を送る棒です。
VARGO/バーゴのアルティメットファイヤースターターを愛用しています。
メタルマッチ(金属製マッチ)付きで、火種の着火もこれ1本で可能となります。
うちわなどで扇いでも良いですが、火吹き棒の方がピンポイントで風を送れるため、効率的に火起こしをサポートしてくれますよ。
焚き火のやり方入門!カンタン、誰でもできる手順
必要なアイテムが揃ったら、実際に焚き火をしていきましょう。
焚き火のやり方について、できるだけ詳しく丁寧に解説してみたいと思います。
1)焚き火台を組み立てる
まずは焚き火台を組み立てましょう。
- テントやタープからは2〜3m離す。
- 風向きを注意して設置する
- 焚き火台の組み立て説明書を読んで、正しく設置する
- 平らなところに設置する
そんなところに注意して、設置してみてください。
テントやタープは化学繊維で出来ているため、ちょっとした火の粉が飛んだだけですぐに小穴が空いてしまいます。
2)薪を組む
焚き火台の上に薪を組んでいきます。
下から順に、
火のつきやすいモノ(今回は、フェザースティックを利用)
細い薪
太い薪
そのような順番で組みましょう。(フェザースティックについては後述します)
適度に空気が通るようにすると良く燃えます。
3)着火!
組み終わったら、着火します。
一番下に仕込んだファットウッドに火をつけると、松ヤニがたっぷり含まれているのでカンタンに燃えてくれます。
ファットウッドの上に、フェザースティックも仕込んでおきました。
フェザースティックとは
柔らかい針葉樹の木を燃えやすいように鳥の羽のように加工することを言います。
ナイフで作ることが多いです。
もちろんフェザースティックではなく、木の枝などでも代用することが出来ますよ。
ちなみに、ファットウッドは結構長いこと燃え続けてくれるので、単体でも十分薪に火を移せます!
4)徐々に燃え移る!
一旦薪に火が移れば、あとは徐々に火が強まっていきます。
火の回りがイマイチな場合、火吹き棒で空気を送って、効率的に燃えるように支援しましょう。
このぐらい火が立ち上がってきたら、火が弱くなる前に、広葉樹の薪を追加していきましょう。
針葉樹の薪は、割とすぐに燃え尽きてしまいますので、焚き火を燃焼させたい時間に応じて、モチの良い広葉樹の薪を追加する必要があるのです。
しかし、薪を追加しすぎると火が弱くなってしまいますので適度にやります。
片付け
最後に、片付けについてです。
前提として、まだ火がついている場合と、火が消えてる場合で対処法が変わります。
まだ火がついている場合
まだ火がついている場合、そのまま「燃え尽きるまで待つ」か「火消しツボ」に入れます。
火消しツボのおすすめは、BUNDOK(バンドック) チャコール 缶 BD-440です。
鋼板で作られた蓋付きの缶に、プラスチック製の持ち手を取り付けたシンプルな製品です。
リーズナブルで、最初の火消しツボにおすすめ。
やっちゃいけないのは水をかけることです。熱い水蒸気や煙が発生し危険ですし、急に冷やされて焚き火台が歪んだりしてしまいます。
※ただし緊急時に備えて、水を用意しておく必要はあります。
火が消えている場合
燃え尽きた灰は、ロストル(火格子)の下に落ちます。
これを、火がついている場合と同様に火消しツボに入れて処理します。
火が消えているようで実はついていた、なんてこともあるので注意しましょう。
ロストルとは
焚き火台の下部に設けた鉄の格子(こうし)のこと。火がよく燃えるように風通しをよくする。火格子。
その他焚き火をする際の注意点
難燃素材(コットン)のウェアを着用
難燃素材のウェアを着用すると良いでしょう。具体的には、コットン(綿)素材のアウターが火の粉に強いです。
ワークマン コットンキャンパー レビュー ママキャンププランナー&ワークマンアンバサダー、サリーさん監修のワークマン コットンキャンパーのレビューです。 身長170cm、体重68kgで3Lサイズを着用。ガバッと肩が落ちるぐ[…]
おすすめはワークマンのコットンキャンパーや、
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綿アノラックパーカーなどです。
最近のワークマンのウェアは本当にオシャレ!勝手に「公式焚き火ウェア」と呼んでおります(笑)
焚き火シート
焚き火台の下に、防炎性の高い「焚き火シート」(難燃シート)を敷くことをおすすめします。
焚き火台は、地面方向へも熱が発生しており、これを「輻射熱」(ふくしゃねつ)と呼びます。
輻射熱による環境への負担を最低限に抑えるために、焚き火シートを敷きます。片付けが楽になる効果もありますよ。
ゴミを燃やさない
焚き火の火でゴミを燃やすのは、マナー違反です。
そして「焚き火の火」を大切にする意味もあります。
ゴミを燃やすと単なる焼却炉になってしまいますので、注意しましょう。
まとめ
以上、焚き火のやり方やおすすめアイテムについてでした。
始めて焚き火をしてみる!というと少し尻込みしてしまうかもしれませんが、ここでご紹介したアイテムが揃っていれば、全く問題なく焚き火をすることが可能です。
「焚き火を囲んで語りあう」という非日常を、ぜひ楽しんでみてくださいね。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。