スノーピーク(snow peak) クラシックケトル1.8 CS-270
スノーピーク(snow peak) クラシックケトル1.8 CS-270とは
ファミリーキャンプ用のケトルとして、スノーピーク(snow peak) クラシックケトル1.8 CS-270を使用しています。
ステンレス製でメイドインジャパン。スノーピーク製品はどれもクオリティが高く、これも例に漏れないかっこよさ。
先に使用感をまとめると以下。
- ファミリーキャンプ(4人程度)でちょうど良い大きさ
- 飽きのこない優れたデザイン
- 湯量を調整しやすい注ぎ口
- JAPAN MADEで高品質
- タフな作りで長く使える
使用感をお伝えしていきたいと思います。
SPEC
出典:snowpeak
サイズ | φ115×247mm |
容量 | 1.8L |
重量 | 690g |
材質 | ステンレス(18-8) |
特徴 | 焚火や炭火の高カロリーな熱にも対応する縦長のクラシックなフォルムのケトルです。上部に吊り下げ用のハンドルも備えキャンプシーンに対応いたします。 |
スノーピーク(snow peak) ケトル ラインナップ
今回ご紹介するクラシックケトル1.8 CS-270の他、より小さなケトル NO.1(0.9L)もラインナップされています。こちらはソロキャンプ向けの容量で、クッカーも兼ねた形状です。
その他、コーヒー好きのためのフィールドバリスタ ケトル(1L)。こちらは注ぎ口の形状が工夫されており、湯量の調整が効かせやすい仕様となっています。
いずれのケトルも現在、在庫が少なくAmazonでは定価以上の販売価格になってしまっています。でもスノーピーク製品は定期的に生産しているのでいずれ待っていると定価で購入できるタイミングが来ます。
私は定価以上での購入はしたくないので、取り扱い店舗などに足まめに通って購入することが多いですね。
(ネット販売では在庫のない商品でも、店頭であっさりと発見できるケースも多いです。参考までに。)
ケトルの必要性について
そもそも論として、キャンプにおけるケトルの必要性についてです。
個人的に、ケトルを導入する前はクッカーや鍋で沸かせば良いんじゃね?と思っていたこともありました。
しかしそれだと以下のデメリットが生じます。
- 水を沸かすために鍋を空ける必要がある
- 水を沸かすために鍋を洗う必要がある
- お湯が注ぎにくい
キャンプにおけるお湯の重要性は非常に高いですよね。コーヒーやお茶などを沸かすのはもちろん、洗い物に使っても有用です。
さらにケトルをストーブの上に常備することで、常にお湯が使える状態になるのも良いですし、テント内の湿度を高めることも出来ます。
なので、やはり専用のケトルがあると便利です。
迷ったケトル
候補[1] ユニフレーム キャンプケトル
クラシックケトル1.8を購入するにあたり迷ったケトルは、ユニフレームのキャンプケトルです。容量は2L。ステンレス製品が得意なユニフレームのケトルです。デザインは質実剛健な印象。
仕上がりは良さそうですが、デザイン面はスノーピークに惹かれました。
候補[2] グランマーコッパーケトル(小)

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ファミリーキャンプ用のケトルを選ぶ際に必ずといっていいほど候補に上がるのがグランマーコッパーケトル(小)ではないでしょうか。
クラシックで美しいデザインと、銅製で熱伝導率の高さを兼ね備えたケトルです。
こちらは実際に使用しているのですが素晴らしいケトルです。メリットとしては以下が挙げられます。
- 容量が多い(2.3L)
- 銅による熱伝導率の高さ
- 使い込むと味わいの出る銅素材を育てる楽しみ
- とにかくかっこいい
ややお値段が高いところを除けばファミリーキャンプのケトルとして素晴らしい仕上がりです。
容量たっぷりなので、大きいケトルをお求めの場合に向いています。
一方で、コスパ重視なら今回ご紹介するスノーピークのクラシックケトルがおすすめですね。
ディティール
フタ
フタはリアのヒンジで本体に固定されています。無くさずに済むので非常に合理的。開閉もスムーズに動作します。
上部に設けられた大型のつまみも扱いやすい。
さらに、注ぎ口のふたで固定できるため不意に外れることが無いのも美点です。
注ぎ口
注ぎ口です。蓋つきで灰の混入を防いでくれます。
お湯がまろやかに、かつ繊細に注がれる形状となっています。湯量の調整もしやすいですね。日本製ならではのきめ細かい配慮が施されているという印象。
注ぎ口が使いにくいケトルは著しく使用感が悪く感じますが、その点このケトルは非常にレベルが高い作りです。
(海外製のケトルの中には注ぎ口の仕上がりが悪いものも結構あります)
注ぎ口上部に板がかましてあるのがわかるかと思うのですが、これのおかげで注ぎ口以外からお湯が出にくいように配慮されています。
また、注ぎ口は綺麗な溶接で固定してあります。
さらに小さな穴が無数に開けられた形状ですので、ティーバッグなどを入れても詰まらずに注げる仕様になっていますね。
注ぎ口だけを見ても、使い勝手を向上させるためにきめ細かい配慮が多数なされていることがわかると思います。素晴らしいですね。
本体
安定感のあるゆるやかな円錐形状です。やや細身ですので、もう少し底部が広い形状ですと安定感が高まるような印象もあります。
特にゴトク位置が高いシングルバーナーの上に置いた場合、やや重心が高くなることがありました。
とはいえ、水を入れた時の安定感はしっかりあります。
吊り下げ用ハンドル
ステンレス製の吊り下げ用ハンドルです。センターに凸部があり、何か棒状のものに引っ掛けた際に安定感を生み出すための意匠だと思われます。
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トライポッドなどに吊るして使うことも可能ですね。
ストッパーがあるのと、ハンドルの作動感があえてやや渋い作りになっているので、立った状態で保持することが出来ます。
さらに、持ち手にウッドや樹脂が使われていないため、直火にかけた時にも溶けたり焦げたりせず安心です。
背面のハンドル
背面には大きめのハンドルが装着されています。このハンドルを持ってお湯を注ぐ仕組みです。お湯を沸かすと熱くなりますので耐熱グローブが必要です。
底面
底面。1枚成形か?と思ったのですが、内側を見てみると溶接跡があり、横板とは別体の作りになっているようです。
おそらくですが、板厚を変えている?ということかもしれません。強度面を考慮し、あえて別板にしているのでしょう。(底板のみ板厚を増やしている可能性あり)
その作りのメリット?なのか、とにかくタフで、焚き火の直火にかけても全く問題ないのが嬉しいですね。
一方で、体感として一枚成形に比べて熱伝導効率が落ちるようなことはないと思います。
メリット
ファミリーキャンプにちょうど良い大きさ
公称値1.8Lは、ファミリーキャンプに実にちょうど良いサイズ感ですね。
4人家族でしたら一度でスープやカップラーメンのお湯を賄うことが出来ます。一方で、大きすぎて持て余すこともない絶妙な大きさです。
さらに、冬場は特に温かいものが必要になりますので、湯たんぽなどを作るときにも2L級のケトルがあると便利です。
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ソロキャンプでは大きいので、コンパクトなイーグルプロダクツのキャンプファイヤーケトル(0.7L)を使用しています。
焚き火でも使える
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タフなのでがっつり焚き火の直火にかけることが可能です。焚き火好きにとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
冬場は特に焚き火は必ずしますので、ほぼかけっぱなしにすることも多いです。そうすると常にお湯が使えるという安心感を得ることが出来ますね。
(焚き火台は弊社製RAPCAです)
当然ススや焼き色がつくのですが、徐々に使い込まれた感が出てかっこよく育って行きます。
気になるところ
底面が小さめ
唯一気になる点としては、底面が少し小さい(11.5cm)ため、お湯の沸くスピード重視で選ぶとやや不利な点です。とはいえ特別に遅いと感じたことはありません。
手袋が必須
背面のグリップは火にかけた際は熱くなります。
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そのため、必ず耐熱グローブとセットで使う必要があります。耐熱グローブは、ワークマン製が安くて性能にも優れていておすすめです。
しかし、これは他のステンレス製ケトルも同様です。
ファミリーキャンプ用ケトルの決定版
以上、スノーピーク(snow peak) クラシックケトル1.8 CS-270のレビューでした。ちょうど良いサイズ感でファミリー用途に最適です。
- ファミリーキャンプ(4人程度)でちょうど良い大きさ
- 飽きのこない優れたデザイン
- 湯量を調整しやすい注ぎ口
- JAPAN MADEで高品質
- タフな作りで長く使える
MAAGZブログを最後までお読みいただきありがとうございました。
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