燻製手順
燻製手順をご紹介します。この製品の最大のメリットは非常にお手軽、かつ簡単に燻製ができるという点です。
ほんとにびっくりするぐらい簡単で、しかも失敗しないですね。
燻製チップをセットする

まず、本体底部にアルミホイルを敷いて燻製チップをセットします。食材の量に合わせて微調整しますが、だいたい写真ぐらいの量をおけば間違いないですね。
一握りぐらい、というイメージです。

普段はもっともスタンダードなSOTO製の桜チップ(左)を使用しています。癖がない香りでどんな食材ともよくマッチします。
今回は魚や肉に合うというヒッコリー(右)にしてみました。
- どんな食材にもオールマイティにマッチする
- 癖が少ない
- 桜と比べ、より’燻’味が濃い
- 魚に合う
- 少し苦味、渋みが出る
- ヤニが多く出る
ヒッコリーの方が玄人向けの印象です。煙感が強い味わいで、匂いがつきにくい魚介類にはめちゃ合うと思います。(ししゃもなど)
汁受け皿をセット

次に汁受け皿をセットします。足つきの汁受け皿になっていますので、ただ置くだけですね。
1段目のネット(網)に食材を置く

1段目のネットをセットし、食材を置いていきます。2段目のネットとの間に収まる高さの食材にしましょう。
結構スペースが広く、いろんな食材を置くことが出来ます。
2段目のネット(網)に食材を置く

次に2段目のネットに食材を置いていきます。結構欲張っても大丈夫。
フタをして弱火で15分〜20分ほど燻す

あとはフタをして弱火で15分〜20分ほど燻していきます。食材の量が多いときは気持ち長めにすると良いですね。
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今回はソト(SOTO)のシングルバーナー、 レギュレーターストーブ ST-310を使いました。
あとは魚介類は匂いがつきにくいので、すこし長めに燻すと美味しく仕上がります。

フタを開けてみて、食材がいい感じに茶色く色づいていれば燻製完了です。じゅるり…
ちなみに、途中で蓋を開けても別に仕上がりが悪くなることはありません。
メリット
ファミリーキャンプにちょうど良い大きさ

2段ネット仕様は結構たくさんの食材が置けるので、ファミリーキャンプに使うとちょうど良い感じです。むしろ2ファミリー(大人4人、小さい子供3人)ぐらいでしたら余裕で賄うことが出来ますね。
絶妙なサイズ感でして、家庭用コンロでも邪魔にならず使えますし、シングルバーナーで使うことも出来ます。
なんで長方形になっているんだろう?と思っていたのですが、2口コンロで隣の調理スペースを潰さずに、最大限の燻しスペースを確保するための工夫だと思われます。
煙が漏れにくい
フタの密閉製が高く、煙が漏れにくいのが良いところ。モクモク煙が上がったりせずスマートです。流石に匂いはしますが、煙が出ないので室内でやっても苦情が出にくいですね。
煙が漏れないということは、しっかり燻すことができるということでもあります。
かなりスモーク風味の強い燻製に仕上がりますよ。(ウマイ)
焚き火でも使える
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オールステンレスでタフなので焚き火の直火にかけることも可能です。焚き火好きにとっては嬉しいポイントではないでしょうか。
とはいえ、火力が安定していた方が燻製時間がわかりやすいので、基本的にはガスでの調理がおすすめです。
重心が低く安定

それと、タワー型の燻製器にない利点として重心が低いため安定性に優れます。
キャンプ用のバーナーはシングルバーナー、2口バーナー問わず割と重心が高めの製品も多いですよね。そういった製品と合わせて使う際に、重心が低いコンパクトスモーカーは重宝します。
堅牢で長く使える

0.5mm厚のステンレス製の筐体はがっしりとした安定感があります。パーツもシンプルで壊れようがないですし、堅牢で長く使えるのは間違い無いですね。
極端に言えば鍋やフライパンみたいな感じで、一種の「什器」として使い続けられる作りです。
エイジングの楽しみ

使いこむうちにどんどん焼き色やススがついてエイジングしていきます。面倒なのもありますが、あえて洗い過ぎないようにしています。
気のせいかもしれませんが、使い込んで汚れていくほどに美味しい燻製が作れるようになります。
一方で、つるんとしたステンレス製の筐体はきっちり洗えばツルピカに綺麗にすることも出来ますので、ピカピカに綺麗な状態で使いたい、という要望にも対応してくれます。
気になるところ
仕舞寸法は大きめ
唯一気になる点としては、仕舞寸法は大きめなところです。このあたりは折りたたみが出来る他社製品が優れていますね。
ただ、特別大きいというわけでもありません。
そして折りたたみが出来ない代わりに、かちゃかちゃ組み立てる必要がないのでスグに使い始めることが出来ます。
網を外す時に少し難儀する

それから、網を外す時に取っ手のようなものがあればより便利かもしれません。
燻製の勉強になる漫画
燻製専門のマニアックな漫画、「いぶり暮らし」。いろんな燻りメニューが載っているのでとても勉強になります。
これを読みながら、毎日燻製を作っています。
ファミリーキャンプ用燻製器の決定版

以上、スノーピーク(snow peak) コンパクトスモーカー(CS-092)のレビューでした。
- 極めて簡単に美味しい燻製が作れる
- JAPAN MADEで高品質
- タフな作りで長く使える
- 昔から変わらない定番の名品
とにかく簡単に、美味しい燻製が作れます。そして独特の存在感を放つデザインも魅力の一つですね。
燻製器、どこのにしようかな?と迷っている場合にはとてもおすすめです。ややお高めではありますが、個人的な満足度としては非常に高いですね。
MAAGZブログを最後までお読みいただきありがとうございました。
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