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FEUERHAND(フュアーハンド)ベイビースペシャル276 レビュー。キャンプサイトを格上げ!ドイツ製ランタン。

FEUERHAND(フュアーハンド)ベイビースペシャル276 レビュー

FEUERHAND(フュアーハンド)ベイビースペシャル276のレビューです。ドイツ製のランタンで、ヒロシさんがキャンプで使用されていた事から人気に火が付いたランタンですね。

1934年に開発されたBabyシリーズというランタンがあり、その流れを組む製品となります。基本設計は90年ずっと変わっておらず、ランタン界のシーラカンス的存在ですね。

別名「ハリケーンランタン」とも呼ばれ、強風時にも消えることが無いタフな仕様です。一説によると、風速80mでも消えないとか。(ランタン自体が吹っ飛ぶ気がしますけど..)

さらに、シンプルな構造でお手入れもラクですし、長年使える堅牢性も持ち合わせています。燃費が良いのもキャンプにマッチしますね。

1893年にドイツで誕生した灯油ランタンのブランド。シンプルな構造と高い実用性を誇る灯油ランタンを製造。世界中、特に電気供給が不安定な地域で生活の共として愛される存在。

クラシックな佇まいがウケて、日本のキャンパー達からの需要が高まっています。本来は1万円を切るリーズナブルなお値段ながら、あまりの人気っぷりにプレ値がついており少し入手困難。

輸入数は限られているため、バックオーダーを抱えた状態が続いています。そのうち落ち着くとは思いますが…

最大の特徴は何と言ってもその美しい佇まい。火をつけてポンと置いておくだけでキャンプサイトを格上げしてくれるかっこよすぎるランタンです。マジでかっけえ。

SPEC

燃料 灯油またはスターパラフィンオイル
サイズ 15cm×26cm/重量:520g
タンク容量

340ml/燃焼時間:約20時間(灯油使用時)

材質 ガルバナイズドスチール
原産国 ドイツ

ラインナップ

現在、FEUERHAND(フュアーハンド)ではこの「ベイビースペシャル276」1機種のみを製造しているという潔さ。その代わり、豊富なカラーラインナップが揃っており、キャンプサイトの雰囲気に合わせてチョイスすることが出来ます。

今回選んだのはもっともベーシックな、「ジンク」と呼ばれるマットシルバーのベーシックモデル。無塗装仕様で、価格が他のカラーよりも安いのも特徴です。

ディティール

全体図

全体図。両サイドのパイプが印象的です。実はこれは重要な機能部品。

ホヤ内の温められた空気が上昇し上部の煙突から排出。その上昇気流を利用して新鮮な空気を送り、バーナーの燃焼を促進する仕組みです。

燃焼に必要な空気の通り道を作っているんですね。そしてウィック(芯)はガラス製のホヤに完全に囲われているため、風に強いという訳です。

各部名称

各部の名称です。

上部

上部は煙突の役割を果たします。写真の排気口から空気が抜ける仕組みですね。

トップリングは後述しますが、ホヤを外す時に引っ張るための部品です。

天面には「FEUERHAND(フュアーハンド) ORIGINAL」と記載があります。

灯油タンク

灯油タンクですね。燃料はパラフィンオイルでもOKです。容量は340ml。

これに似たランタンでデイツ社の「78」というモデルがありまして非常に迷ったのですが、タンク容量がフュアハンドの方が大きかったのでこちらを選びました。

最長燃焼時間は20時間以上と非常に頼もしいスペックです。しかし実際に使ってみると、ここまでタンク容量は大きくなくても良いかな?というのが実感です。

というのも、私の使い方(主にキャンプで夜に灯すだけ)ですとどうしても毎回燃料が余ってしまうためです。

灯油漏れ注意

運搬する際に灯油が入ったままですと、灯油漏れを起こしやすいので基本的には空の状態で持ち運びするのがおすすめ。横倒しになると芯の周りから普通に灯油が漏れますし、給油キャップのパッキンも紙製で密閉性が低いです。

 

そのため、毎回「使い終わりに空になるように給油」します。当然、340mlをフルに給油する事はほとんどありません。

だったら最初から燃料タンクはある程度コンパクトな方が良い気がしています。

パラフィンオイル推奨

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ちなみに、灯油はススが付くのでパラフィンオイル(高純度石油系燃料)を使うようにしています。揮発温度が高いため扱いやすいのも特徴です。(リットルあたり1,500円前後とかなりお高いですが…)

 

あと余談ですが、自然に消えたので燃料が無くなった。と思っていたら実はまだ入っていた事がありました。帰りの車で漏れてしまい、なかなかの惨事に…

自然鎮火したからと言って必ずしも燃料が空という訳では無い、というのはこの手のランタンを使う上で知っておきたい要素です。

灯油タンクキャップ

タンクキャップを開けるとこんな感じ。

ホヤ

美しいガラス製のホヤ。X状のワイヤーは「ヒートガード」的な役割でしょうか。ガラス製のホヤを保護する役割もあると思います。

シリンダーハンドルの操作方法

シリンダーハンドルの操作方法です。主に火を付けるときや消すときに操作します。

親指をかけている箇所をグッと下方向に押し込むと、ホヤが上にズレます。(伝わりますでしょうか…??)

切り欠き部分までシリンダーハンドルをずらすと固定されます。ちなみにシリンダーハンドルの動作感はやや硬めです。

そうするとホヤの下に隙間が出来るので、そこからウィック(芯)に着火する事が出来ます。ちなみに鎮火するときは、同様にシリンダーハンドルを操作ししてホヤを上にズラし、フッと息を吹きかけます。(鎮火方法は非常に原始的ですね。)

着火後にシリンダーハンドルを元に戻して着火完了となります。

芯の交換方法

芯の交換方法です。トップリングを引っ張って、上部の煙突を持ち上げます。

すると、ホヤが横倒れします。

ホヤが横倒れしたら、芯を固定するバーナー部分を取り外します。

バーナー部分を時計回りに回します。

切り掛け部が写真のようになれば外す事が出来ます。

外れました。あとはウィック(芯)を引っ張れば外す事が出来ます。

交換用の替え芯は純正品もありますが、安価な社外品で十分です。幅1.3cmのものが適合します。

照度は低め

5Wという事で、さほど明るくはありません。メインランタンとして使うのではなく、あくまでもサブランタンとして使用します。夜、焚き火をするときにサイドテーブルの上に置いて手元を照らすために使う事が多いですね。

とはいえ、この手のランタンに明るさを求めて購入する方は少ないでしょうから、問題の無いところです。むしろ明るすぎない事が、この独特の雰囲気を出してくれますね。

ずっと眺めていたい。そんな気分にしてくれる優しい光を放つランタンで、本当に癒されます。

まとめ

フュアハンド ベイビースペシャルの良いところ

  • 安い
  • 雰囲気抜群なデザイン
  • 燃費が良い
  • メンテナンスが楽
  • 風に強い

フュアハンド ベイビースペシャルの弱点

  • 灯油漏れしやすい
  • あまり明るくはない
  • シリンダーハンドルは少し硬い

以上、フュアハンドベイビースペシャルについてでした。

maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。

今回ご紹介した製品

FEUERHAND(フュアーハンド)ベイビースペシャル276

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