ヘリノックス チェアワン レビュー
ヘリノックス チェアワンとは
ヘリノックスの中でも最もスタンダードな製品、チェアワンのレビューです。
ファミリーキャンプやソロキャンプで使い込みましたので、そのメリットや注意点をご紹介していきます。
結論からお伝えすると以下。
- 軽量折りたたみチェアのスタンダード
- 優れた座り心地
- 軽くて強い
- 細部まで質感が高く、所有欲を満たしてくれる
- 荷物が制限された場面で活躍
続いて、詳細をお伝えしていきます。
ヘリノックス チェアワンのSPEC
重量 | 890g(960g) ※()内はスタッフバッグ込みの重量です。 |
カラー | コヨーテタン(CTN) |
サイズ | 幅52×奥行き50×高さ66cm |
収納サイズ | 幅35×奥行き10×高さ12cm |
座面高 | 35cm |
耐荷重(静荷重) | 145kg |
特徴
座面高(cm)&座面角度
座面高は低め(35cm)です。座面角度はだいたい70度ぐらいでしょうか。ほどよくリラックスした感覚です。
立ち上がりやすい
快適ですが、どっしりと深く腰掛けすぎない絶妙なバランスです。そのため立ち上がるのもラクラク。
座面幅
座面幅はすっぽりお尻が入るぐらい。身長164cm、体重58kgの男性が座っています。
かなり大柄な男性ですとお尻がはみ出して座れないこともあります。(実体験)しかし平均的なお尻サイズなら問題ありません。
しなやかな座り心地
実際に座ってみると、ジュラルミン(アルミ合金)素材の脚が適度にしなり、強い荷重を柔軟に受け止めてくれます。
そこから生み出される、独特の硬すぎない座り心地が癖になりますね。
軽くて強い
自重890kgという極めて軽量な設計ながら対荷重は145kg。軽くて強いという相反する性能が素晴らしいですね。
写真は弊社の中でもっとも大柄な男性(170cm、68kg)に座ってもらいましたが、快適に着座可能でした。
仕舞寸法
仕舞寸法は非常に小さい(幅35×奥行き10×高さ12cm)。キャンプツーリングに最適な仕上がりですね。
簡単すぎる組み立て
初めてこの製品に触れる方でも、直感的に、かつ非常にイージーに組み立てが可能です。実際に私も説明書なしで簡単に組み立てることができました。
この製品の最大のメリットといえます。
簡単な上に、収納袋の裏面に簡易的な説明書まで付属しています。
マテリアル
パキッとしたポリエステル素材の座面。コヨーテタン(CTN)のカラーリングが秀逸です。
ディティール
ジュラルミン製レッグパーツ
美しくアルマイト加工されたジュラルミン(アルミ合金)製のレッグパーツが最大の持ち味。
※正確に言うと、オリジナルの合金ポール「TH72M」はチタン、アルミ、銅などを混合した素材だそうです。
ジュラルミンはアルミの一種で軽量かつ剛性が高く、こういった製品に非常に適した素材です。
ヘリノックスはもともと高品質なアルミポールを作るメーカー、DAC(ディーエーシー)からスタートしたブランドです。
アルミポールのプロフェッショナルが作る軽量折りたたみチェア、ということでモノキャンパーとしては非常にソソるブランドヒストリーを持つメーカーです。
補強部分
ポールと座面の接合部は、分厚い素材で強化されています。強い荷重がかかる部分なので嬉しい配慮ですね。
長く愛用することができます。
メッシュ素材の清涼感
背中部分と両サイドに配置されたメッシュ素材の涼しさは、夏場のキャンプなどで助かります。
洗濯できる
脚パーツと座面が完全に分離するので、座面を洗濯することができて非常に衛生的です。
収納ケースが上質
収納ケースも非常に上質なもので、ちょっとしたカバンと言えるぐらいちゃんとしてます。
下側にカラビナを装着出来るような作りになっています。
フレームのこの部分に吊り下げておくことで、紛失を防止します。
正しい使い方かどうかはさておき、個人的にはこのようにしています。
ロゴマーク
所有欲をくすぐるロゴマーク。細部まで質感が高いですね。
オプションパーツ
グラウンドシート
沈み込み防止用のグラウンドシート。砂浜などで使用する際に使います。
Helinox(ヘリノックス) チェア ボールフィート ブラック
自宅で使用する際に、床の傷防止のために装着するチェア ボールフィート。
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