コールマン 2500 ノーススター LPガスランタン レビュー
コールマン 2500 ノーススター LPガスランタンとは
コールマンのガスランタン、2500 ノーススター LPガスランタンのレビューです。知名度、人気共に「名作ガスランタン」と呼べる逸品ですね。
サイズ感としては中〜大型のランタンで、どちらかと言えばソロではなくファミリーキャンプでの使用にマッチします。
スペック上の明るさは、1500ルーメン。(一般的に、ハロゲン式の自動車のヘッドライトが1000~1500ルーメンと言われています)
非常に明るいのが特徴的で、メインランタンとして十分な実力を備えたガスランタンです。
明るさの割には価格がリーズナブル(実売8,000〜10,000円程度)なのもポイントの一つ。
他社製のガスランタンは、同様のスペック(1,500ルーメン・200ワット以上)を条件とすると、10,000円を超える価格のものがほとんどです。
先に使用感について総評をまとめると以下です。
- 大光量(非常に明るい)
- メインランタンとして機能する
- 光量の割にリーズナブル
- 初心者にも使いやすい簡単オペレーション
- 無骨でカッコいいデザイン
その仕上がりや使い勝手について詳細をご紹介していきます。
コールマン 2500 ノーススター LPガスランタンの仕組み
ガラス製のホヤ内にマントル(白い袋のようなもの)が内蔵されているガスランタンですね。
マントルの中にガスを溜めて燃焼し、発熱、発光させる、という仕組みです。
純正マントルは95型と呼ばれるものです。消耗品なので、本体購入時に合わせて2〜3枚購入しておくと安心です。
OD缶が燃料
OD(アウトドア)缶が燃料源で、推奨のOD缶はコールマン(Coleman) 純正LPガス燃料 Tタイプ 470gですね。
コールマンから販売されているOD缶の中で最大サイズになります。連続使用時間は、カタログ値で約4~8時間(470g缶使用時)。
いわゆる燃料系ランタンにカテゴライズされる製品です。
2、ガスランタン
3、ガソリン(灯油)ランタン
OD缶の種類
余談ですが、コールマンのOD缶の種類は「レギュラー」と「スーパー」の2種類があり、それぞれ入っているガスの種類が違います。
スーパー=イソブタンガス
スーパーは寒冷地仕様ですね。
今回は11月の道志の森、最低気温1-2℃ぐらいでしたのでレギュラータイプをチョイスしました。問題なく燃焼してくれましたよ。
オプション品
ベンチレーターリフレクターと呼ばれる「カサ」が純正オプションとして用意されています。光の方向を変えるアイテムで、光を下方向に誘導します。
卓上に置いた際に手元を照らす間接照明として使用することが可能となります。
ガスランタンのメリット
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規則的な中に、わずかに含まれる「ゆらぎ」のこと。「規則的」と「不規則」が調和した状態。
波の音、雨音、小川のせせらぎや風、そして火のゆらめき等に含まれている、と言われており、リラックス効果をもたらします。
この温かみのある光はLED式のランタンには出せないですよね。とても癒される光を放ちます。
ガスランタンがあるだけで、サイト全体の雰囲気を向上することが可能です。
コールマン 2500 ノーススター LPガスランタンのSPEC
サイズ | 直径145×高さ260mm |
重量 | 約1.3kg |
原産国 | 日本 |
材質 | スチール 他 |
照度 | 約320CP/200W相当(レギュラーガス使用時/約1543lm) |
燃焼時間 | 約4~8時間(470g缶使用時) |
使用マントル | 95型 |
使用グローブ | R000B043J |
付属品 | ソフトケース |
コールマン 2500 ノーススター LPガスランタンのディティール
全体図
全体のデザインです。
無骨なデザインが男心をくすぐりますね。オーセンティックかつベーシックなTHE・ランタンです。
ガラス製のホヤ
ガラス製のグローブ(ホヤ)。
スチール製のヒートガードも装備されており、うっかりランタンを倒してしまってもホヤに衝撃が直接伝わりにくいですね。
ノーススターとコールマンのロゴがプリントされていて、カッコいいですね。
専用ケース
専用の収納袋も付属し、可搬性に優れます。ケース内部の全面を緩衝材が覆っているため、衝撃を吸収してくれます。
点火スイッチ&ガス調整つまみ
赤いボタンが点火スイッチ。センターのダイヤルがガス調整つまみですね。
つまみは一見すると無段階式に思えますが、実はカチカチとしたクリック感があります。だいたい7〜8段階ぐらい調整可能です。
操作系のデザインは特別おしゃれ、という感じではないですが、実用性が高く直感的に操作しやすいように思います。
説明書を読まなくても、一目見て分かりますよね。
取っ手
取っ手部分です。特別堅牢な作りではないですが、必要にして十分な機能性です。
自重(約1.3kg)がしっかりとあるため、引っ掛けるだけで安定感が生まれます。
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ちなみに、ランタンハンガーはスノーピークのパイルドライバーを使用しています。
焚き火を囲む際にメインランタンとして使用しました。(写真右上。)
2500 ノーススター LPガスランタン+パイルドライバーは相性がよく、とてもおすすめの組み合わせです。
ガス缶の取り付け方法
OD缶の取り付け方法はシンプルなねじ込み式。迷いがありません。
マントルの交換方法
マントルの交換方法です。付属の説明書に従った手順です。
マントルは使用前に一度燃やして、繊維を焼き切って灰化させる必要があります。いわゆる「から焼き」と呼ばれる工程ですね。
※から焼き時には結構な煙が出ますので、換気の良い場所か屋外で実施することをおすすめします。
その手順を簡単にご紹介しますね。
ホヤを外す
まず、ホヤを外します。
ベンチレーターナットを外すと、ベンチレーター、グローブガード、ガラスグローブがセットで真上に引き抜くことができます。
古いマントルを除去する
古いマントルを除去します。ポロポロと手で簡単に除去することが出来ます。
新しいマントルを被せる
新しいマントルを被せます。マントルは無理に深く被せずに、優しくふわっと被せるぐらいでOK。キノコ状に膨らませます。
この時注意点がありまして、マントルがイグナイター(点火用の火花が飛ぶところ)に被ってしまうと、点火スイッチで着火出来なくなってしまいます。
イグナイターに被っていないか注意しましょう。
マントルを燃やす
マントルを整形したら、ガスを出してライターやトーチでマントルを燃やします。マントルが縮みますがそれでOK。
ガスの噴出量をあげて、全体が綺麗に燃えるようにしましょう。めちゃくちゃ臭いので、屋外推奨です。
この工程でマントルの繊維が燃えて灰化し、明るい光を放つ状態になります。
ガスを止める
正常に灰化すると白く、小さくなります。
マントルが正常に初期化出来たら、ガスを止めて冷めるまで少し待ちます。
ホヤを戻す
その後、ホヤを元に戻します。この時、ホヤがマントルにちょっとでもぶつかると破れてしまうので注意が必要です。
とはいえ、マントルに対してホヤの大きさが余裕があるため、そこまで気をつかう必要がありません。
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