使用感
寝心地
寝心地は普通にめっちゃ良いですね。文句はありません。ただ、フレーム&シート全体の剛性感という意味では少ししなる、という印象。特にハイコット状態ですとそれを感じます。
ただし一旦寝てしまえば特に気になることはありません。
椅子代わりにも使える
ちょっとした椅子代わりに使用することもできます。(ただし、公式HPには椅子代わりには使わないでください、と明記があるので自己責任で)
子供達が遊びまわってちょっと休憩する時に腰掛ける椅子、という感じで使っています。(設置しておくと勝手に座られる(笑))
軽い
自重は3.3kgということで、可搬性に優れた重さです。
他社製コットと比較して特別軽量なわけではないのですが、この価格帯のコットの中では比較的軽量な部類です。
少なくとも運搬がいやになるようなことはありません。
張り感
「張り感の強さ」はコットを選ぶ上で非常に大切な指標です。しっかり張りのあるコットの方が寝心地に優れるからです。
十分以上のテンションで、非常に強めでしっかりとした張り感があります。しかし後述しますが、ヘリノックスのハイエンドモデルのコットと比較するとやや劣る印象はあります。
とはいえ寝心地について明確に劣るということはありません。
コット上のレイヤーについて
本来の用途である簡易的なベッドとしての利用です。標準の短い脚でローコット仕様。
コットの上にCAPAIN STAGのキャンプマットを敷いて、ナンガ280DXで就寝。
注意点
防炎性は望めない
普通のポリエステル素材ですので防炎性は望めません。ただ基本的にはテント内で使用するアイテムですし、焚き火に近づけることはあまりないとは思いますが、火の粉に注意です。
防炎素材は少し重さが出てしまうので可搬性を考慮しあえて採用していない可能性もあります。
張りは最強クラスではない
張り感は、最強クラスではありません。とはいえ十分に高い水準ではあります。
最高峰のコットワン コンバーチブルと比較
全キャンパー、フェスマニア垂涎の高級スリーピングコット、ヘリノックスのコットワン コンバーチブル + コットレッグとの比較です。
コット本体が約35,000円、コットレッグが13,200円ほどで、2WAYライトビームコットの3倍以上のお値段です。
コットワンコンバーチブルが優れている点をまとめます。
- 張り感が圧倒的に強い
- 全体的な質感(ポール、生地、縫製)
- 軽さ(クオルツ3.3kg、ヘリノックス約2.2kg)
確かに違いはありますが、クオルツのコットも素晴らしい良品です。
仕舞寸法は案外そこまで大きく変わらないですし、寝心地も負けていません。
しかし重さは1kg以上ヘリノックスが軽いし、ヘリノックスのほうが細かいところまで仕上げが丁寧です。
というわけで、クオルツを選ぶべき条件としては、
- コストパフォーマンスに優れたコットが欲しい
- 圧倒的な軽さはそこまで必要がない
- 張り感はそこまで必要がない
そんな要求を満たしたい場合にチョイスすると良いかと思います。
一方で、コットワンコンバーチブルを選ぶと、高級感、圧倒的な軽さ、張りの強さを味わうことが出来ます。
まとめ
- コストパフォーマンスに優れたコット
- 必要にして十分な質感、張り感
- オプションパーツなしで高さ調整が可能
- カラーリングを含め、主張し過ぎず優れたデザイン
以上、クオルツの2WAYライトビームコット【ブラウン】のレビューでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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