コフラン ホットサンドメーカー レビュー
A&FがCOGHLANS(コフラン)に特注して作ったホットサンドメーカーのレビューです。
- 蓄熱性の高い鋳鉄製
- 上下の分離が可能で小さなフライパンとしても使用可能
- ハンドルが取り外せてコンパクト
- 焼印はなし
最大の特徴は、鋳鉄製ということ。他社の多くのホットサンドメーカーが、アルミダイキャストにフッ素樹脂加工を施したものがほとんどです。
鈍く黒光りする無骨なルックスがかっこいい…
お手入れは?
鋳鉄製ですがシーズニング(慣らし)済みなので、届いたらすぐに使用開始することが出来ます。
ただし、鉄製スキレットなどと同じように、使い終わりは少し手間がかかります。
- たわしなどで汚れをよく落とす
- 空焚きして水気を飛ばす
- オリーブオイルを塗りつけて錆防止をする
手入れを怠らなければ長きに渡って愛用できる、というのもスキレットと同様ですね。
早速チーズタッカルビサンドを作ってみたので、その使用感をお伝えします。
SPEC
- プレートサイズ:H3.8cm×W13.5cm×D14.8cm
- 全長:36cm
- 重量:1400g
- プレート材質:鋳鉄
- ハンドル材質:木製
ディティール
鉄板部分
鉄板部分です。コフラン、A&Fのロゴマークが施されています。
ただしこれは外側のみで、ホットサンドに何か模様が付いたりするわけではありません。
内側表面もそっけない鋳鉄製ですね。男の調理器具?といった風情で無骨です。
パンの耳が当たる部分は段付きになっており、表面積が上がることで耳同士がしっかりとくっつきます。
8枚切りの食パンをのせた図。特にパンの耳を切る必要はなく、そのまま挟むことが出来ます。
ちなみに6枚切りでも大丈夫でした。ただし出来上がったホットサンドのボリュームが半端ないので、個人的には8枚切りがオススメですね。
ヒンジ部分
ヒンジ部分は、自由に取り外せるようになっています。仕上がったホットサンドを「ホイっ」とお皿に載せる時に重宝しますし、片面を鉄製のフライパンとして使うことが出来ます。
良くやるのは、最初に目玉焼きを作って、それをホットサンドの具にします。
鋳鉄製で蓄熱するまでにある程度時間がかかるため、まず目玉焼きを作ることで温度を上げる、と言う感じですね。
目玉焼きの焼き加減でおおよその温まり具合も分かります。
洗う時にラクというメリットもありますよね。
ロック部分
ロック部分。ハンドル後端についたDリングを引っ掛け、ロックする仕組みです。
簡単な操作で、調理中でもスムーズにロックすることができます。
ハンドル
ハンドルは太めのウッド製で、握り心地は丁度良い感覚。調理中でも熱を持たずに握ることができます。
ハンドルは取り外し式
ハンドルはねじ式で取り外すことが出来ます。
ハンドルを外せることで非常に仕舞寸法が小さく、持ち運びしやすいですね。これは他社製のホットサンドメーカーにはないメリット。
ただし鋳鉄製でずっしり重たいですが…(1400g)
チーズタッカルビサンドをメイク
コフランのホットサンドメーカーで、チーズタッカルビサンドを作りました。
まずはチーズタッカルビ用の肉を温めます。
8枚切りのパンをセットし、具を載せます。
ちょっと盛りすぎたか…??
チーズを載せます。この時点ですでに美味そう…
プレスして、焼いていきますね。たっぷり具を欲張りましたが、しっかりと圧をかけて挟み込むことが出来ました。
いい感じに仕上がりました。
カリカリ感のある仕上がり
パンの耳部分がしっかりプレスされ、カリカリ感を楽しむことが出来ます。
圧着具合はまずまずといったところ。
「完璧に圧着し具がこぼれにくくて食べやすい状態」ではないものの、ある程度くっついていますのでそれなりに食べやすい印象でした。
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以前ご紹介したTSBBQ製のホットサンドメーカーとの比較です。
TSBBQは、ロゴが焼印として入ります。
味はどちらも遜色なし。耳のカリカリ具合や、くっつきも互角。
TSBBQのメリットは、アルミダイキャストにフッ素樹脂加工を施した素材なのでくっつかないこと。それから重量バランスが良いため、ゴトクの上で安定することです。
お手軽でトータルバランスが高く、本当に良くできたホットサンドメーカーです。
一方で、コフランは鋳鉄製の特徴でもあるのですが、少しくっつきやすいところが気になりました。安定性は1400gという重さがありますので互角ですね。
少し手間はかかりますが、鋳鉄製なので育てる楽しみがあります。また、デザインの味わい深さも一枚上手です。
デメリット
全体的に作りが大味
デメリットとしては、全体的に作りがやや大味なところでしょうか。
気になったのは、取り外し式のグリップを最大までねじ込むとロックリングの方向がちゃんとしないため、少し緩めて使う必要があることです。
上写真が、最大までハンドルをねじ込んだ時。ロックリングが少しずれています。
他にもハンドルの後端に謎の穴?が空いてます。(製造上、必要なモノなのかもしれないです。)
あとは、ハンドルが少し汚れていたりしました。
個人的には味わいだと思ってあまり気にならないのですが、「完璧な工業製品」を求める場合、向いていないかもしれません。
重たい
あとは、鋳鉄製ということでやはりずっしりとした重さがありますね。1,400gというのはなかなかにヘビー級です。
とはいえ、鉄なんだから当たり前といえばそうです。
でもゴトクに置いた際の安定感は高いですし、非力な女性や子供でもギリギリ扱える重さかな、という感じなのでそれほど問題ではないですね。
火力調整が難しい
これも鉄製ならではなのですが、火力調整が難しいように思いました。
最初はなかなか温まらず、一定の温度を越えると急激に温まるような印象です。(何度か焦がして、やっと覚えました。)
コツとしては、こまめに温度を調整すること。それから、先述したようにパンを焼く前に目玉焼きやベーコンなどを焼いて、適切な温度かどうかチェックしておくといい感じです。
慣れるまで少し時間がかかりますね。
ケースが欲しい
せっかくハンドルが取り外せて小さくなるのに、ケースが付属していません。
布の袋でも良いので、付属してもらえると嬉しかったです。
くっつく!
かなりくっつきやすいですね。ホットサンドを作るときは、焼く面にふんだんにバターを塗りつけて作ることをお勧めします。
また、目玉焼きなんかを焼く時にも、油はケチらずにたっぷりと。
これも鋳鉄製のフライパンならではの特徴ですので、デメリットかどうかは微妙ですが..
まとめ
ちょっとデメリットが多くなってディスっている印象かもしれませんが、個人的には手持ちのホットサンドメーカーの中で一番気に入っています。
鋳鉄製ならではの育てる楽しみがありますし、無骨なルックスはオシャレ度ではNo.1だと思うからです。
- 鋳鉄製で、手入れは少し面倒だが長く使える
- ヒンジが外せて鉄製フライパンとして使える
- ハンドルが外せて仕舞寸法がコンパクト
- 育てる楽しみがある
- 火力調整はコツが要る
- オシャレなルックス
以上、コフランのホットサンドメーカーについてでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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