どちらかといえば、パーカーの上などから羽織ってアウター感覚で着用するのが良いでしょう。
patagonia クラシックレトロXジャケット レビュー

続きまして、クラシックレトロXジャケットのレビューです。こちらはほぼ10年選手ということで、レトロパイルXよりもややヤレが激しいですが、そこはご了承ください(笑)
SPEC
| 重量 | 680 g (24 oz) |
| 素材 | 12.9オンス・ポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル50%)のボンデッド・シェルパ・フリース |
| 裏地 | 防風性バリヤーと吸湿発散性を備えた3.2オンス・ポリエステル100%(リサイクル・ポリエステル50%)のワープニット・メッシュ。 |
| その他特記事項 | ハイキュ・フレッシュ耐久性抗菌防臭加工済み。 チェストポケットと襟の外側とウインドフラップ:平織りの3.4オンス・ナイロン100%。 DWR(耐久性撥水)加工済み |
| 価格 | ¥ 29,700(税抜き) |
ディティール
全体図

胸ポケットの切り返しがぱっと見の最大の違いですね。
後ろから

後ろから見た図。
胸ポケット

胸ポケットはこちらもスマートフォンが入るぐらいの大きさ。というか、切り返しの部分がそのままポケットのサイズとなります。
両サイドのポケット

両サイドのポケット。こちらもスマートフォンが格納できるサイズ感。
ジップは上に上げると開くタイプで、レトロパイルと逆です。とは言ってもどちらが使いやすい、ということはありません。
まあこのあたりは年代によっても仕様が変わるのかもしれないです。
ジップ

ジップ部分はYKK製のタフネスなもの。ファスナー部分のブロック(エレメント[務歯])はレトロパイルよりやや小さめ。
しかし、こちらは10年選手ですが、壊れなどは無く、タフです。
首回り

首回りです。フリース生地+ナイロン地の2重仕立てとなっており、フリース1枚構成だったレトロパイルより豪華です。

そのため、ジップを開けて着用しても襟がしっかり立ちます。ジップを開けても首回りの防風性能が落ちにくいのが特徴ですね。
インナー部分

インナーには、メッシュタイプのライニングが前身頃、後ろ身頃すべてに施されています。
また、ライニングとフリース生地の間には防風性バリヤー生地がサンド。
そのため、暖かさではクラシックレトロXジャケットが勝ります。
フロントにウインドフラップあり

フロントジップには、ウィンドフラップ(風よけ)が付いています。
こちらもレトロパイルには無い装備で、前方からの風の入り方が断然違います。
ヤレ具合チェック

ヤレ具合のチェックです。10シーズンほど着用しており、毛玉と共に、フリースの立ちがところどころ悪くなってきています。
しかし、全体としてはある程度の質感を保っており、まだまだ数年は現役です。
レトロパイルジャケットと同様に、壊れやすいところなどがないため、かなり長く着用できると思います。
タグ

タグです。MADE IN COSTARICA(コスタリカ)製。U.Sマテリアル と表記がありますね。
オールドのパタゴニアは、MADE IN U.S.Aだった時代もあったのですが、それが諸外国生産になるまでの、まあ過渡期のモデル、と言ったところでしょうか。
おそらく、マテリアルはアメリカで作ってるけど縫製などはコスタリカでやってるよ!ってことだと思います。
完全なスリランカ製よりも、やや貴重??
クラシックレトロXジャケット 総評
クラシックレトロXジャケットの総評ですが、ディティールでご紹介した通り、全面ライニング、立つ襟部分、フロントジップの防風ヨークと言ったアウターに求められる性能がしっかりと反映されています。
そのため、完全なるアウターとして着用できる逸品です。
極めて実用的で、暖かく、名作の名にふさわしいジャケットだと感じます。
人と被りやすい
いずれのフリースジャケットも、欠点が少なく素晴らしいモノですが、やや人と被りやすいというのが唯一の弱点だと思います。
個性派の方は避けた方が良いかも?とはいえ、1着あるとめちゃくちゃ便利なのは間違いないです。
まとめ
- いずれもクラシックなデザインと暖かさを兼ね備えたフリースジャケット
- レトロパイルジャケットは1万円ほど安く、お得感が強い
- より暖かいのはクラシックレトロXジャケット
- 完全なるアウターとして着用したいならクラシックレトロXジャケット
以上、レトロパイルジャケットとクラシックレトロXジャケットのレビューでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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