
こちらはインナーメッシュのマテリアル。同様のマテリアルが使用されています。
縫い目にはどちらも全面に渡ってシームテープが貼られており、防水対策に抜け目はありません。
前室

前室を開けた図。シェルター本体をくるくると丸めて固定します。
前室は正直言ってかなり狭めで、雨の日にここで調理をしたい!という場合はちょっと厳しいですね。
火器を使用すると幕を溶かしてしまいかねません。
インナーメッシュの入り口

インナーメッシュの入り口はT字型で3方向にジップで開閉する方式。
かなりコストのかかる作りだと思います。ガバッと開くため出入りしやすいですね。

シェルター本体と同様に、インナーメッシュもくるくると丸めて格納することが出来ます。
部屋内部

大きさのわりに、室内空間には余裕がある印象。よほど大柄でなければ、大人が2人余裕で横になることが出来ます。
ただし2人の場合は、後述する「Aフレームバージョン」での設置がおすすめです。
また、かなり密着度は高いので、仲のいい人同士限定といったところ。
設営手順
組み立てが簡単

モノポールテントの利点でもありますが、組み立ては非常に簡単。
組み立て方が2種類あり、「モノポールバージョン」と、オプションのDPTEを使った「Aフレームバージョン」。
簡単にですが、手順もご紹介。
モノポールバージョン

まず、グランドシート(フットプリント)をペグで固定します。

次にインナーメッシュを上からかぶせ、4隅のペグに引っ掛けます。

次に、シェルター本体を上からかぶせ、4隅のペグに引っ掛けます。

次にシェルターとインナーの入り口を開けて、130cmに調整したトレッキングポールをセンターマークに合わせて立てます。

インナーメッシュの内側にセンターマーク。インナーメッシュそのものの位置がシェルター本体とズレていたら意味がないですが、おおよその目印にはなります。

上部はこんな感じで立てます。

トレッキングポールの長さ調整は、ポールに記載してあるので簡単です。

ファスナーを閉じて、4隅の張り具合を調整。全体の形状を整えます。微調整する前なのでシワだらけですいません。

ガイロープには長さ調整用のプラスティックパーツが装備されており、クッと引っ張るだけで調整が可能なのが嬉しいですね。

最後に本体シェルター四辺のセンターにあるタイアウトループをペグダウンしたら完成です。

まだ、やや下部にシワが残りますが、収納時のクセもあるかと思います(汗
ペグを追加出来る

シェルター本体の中段に8箇所、ガイロープが装備されています。

風が強い場合はペグダウン、または石ころなどで押さえれば、さらに安定します。
しかし、使用しなくてもすでに風にはかなり強い印象です。
横面

横から見た図。シンプルで非常に美しいシルエットですね。
Aフレームバージョン

「DPTE」というアイテムが別売りで販売されており、カーボンファイバートレッキングポールCP3 2本+これを使用することで「Aフレームバージョン」にすることが出来ます。
センターにポールが立たないように張ることが出来るため、居住性が大幅にUPしますね。

「DPTE」の重量はたったの88gですので、多少の重量増にはなりますが、Aフレームバージョンかなりおすすめです。
というのも、トレッキングする際はトレッキングポール2本はどうせ持ち歩くことになるので、2本ともテント設営に使えた方がより合理的だと思えるからです。
使い方

雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場 訪問レポートブログ 静岡県賀茂郡松崎町雲見塩谷に位置する雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場の訪問レポートブログです。 西伊豆の美しい海と山が堪能できる絶景 富士見ビュー([…]
軽量&コンパクトが際立つテントですので、キャンプツーリングの際に使うことが多いですね。
バイクは積載能力に限りがありますが、仕舞寸法が小さいため助かっています。
また、本格的な山岳用にも使えるテントならではの「本物感」が漂う見た目も所有欲を満たしてくれます。
さらに、スカートレスでマテリアルも薄いため冬場は寒そうなイメージでしたが、2月のキャンプ(標高の低い海沿いのキャンプ場)でもシュラフ等の寝具さえしっかりしていれば十分に対応可能でした。
ナンガ オーロラライト600dx レビュー ナンガ オーロラライト600dxとは https://www.instagram.com/p/BhGiK8vgu-k/?utm_source=ig_web_copy_link [[…]
参考までに冬場のシュラフはナンガ オーロラライト600DXを使用しています。
気になるところ
気になるところは、やはり「ワンポールバージョン」で張るとセンターポールが少しデッドスペースを生み出してしまうことです。
また、室内空間にはポケットや吊り下げループなどはなく、ユーティリティ面ではやや簡素な印象。ただしこれは余計なモノを極力排除し、軽量化に振っているということでもあります。
まとめ
- とにかく軽い。バックパックスタイルでのキャンプには最適
- 薄手で上質なマテリアル
- シンプルな設営手順
- カラー、形状共に美しい
- 2人で使えなくはないが、1人使用が基本
以上、LocusGear Khufu HB / ローカスギア クフ HB についてでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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