12月25日〜27日、PICA西湖。標高は約900m、最低気温-4℃で使用。
この日もオーロラライト600DXで快適に就寝することが出来ました。電源サイトで電気毛布使用という条件付きではあったのですが、夜中に暑くて電気毛布を切るぐらいの保温性です。
明け方にはテントや車がパリパリに凍る程度には寒いコンディション。
テント内に置いていた水が凍っていました。(まあまあ寒いです。)
関東一円の一般的なオートキャンプ場であれば厳冬期でも十分通用するシュラフ、という認識で良さそうです。
メリット
高い防水性能
シュラフの表地に防水性の高い素材オーロラテックスを採用しているのですが、その防水性は確かなものだと感じました。
シュラフに結露が発生してしまった場合にも、水濡れにより、その保温性が下がるような事は極めて発生しにくいです。
水滴が文字通り水玉となって弾かれるので、シュラフカバーもよほどのケースをのぞいて不要だと思います。
ちなみに、参考までにテントはMSR エリクサーⅡ、テンマクデザインのサーカスTCデラックスで就寝しました。
MSRはダブルウォール(内側メッシュ)のため結露がつかないので問題無く、またサーカスTCの方は結露がある程度出ますが、コットンテントである程度の水分は吸います。
なので、幕の結露というよりは、シュラフそのものに付いた結露での検証です。
軽量で可搬性に優れる
ダウン素材の最大のメリットとしてはやはり軽量で可搬性に優れるというところでしょう。
特にこのオーロラライト600dxについては重さ1kgちょっと、仕舞寸法も非常に小さくて助かります。
もちろん、車載スペースに余裕がある場合や、バックパックスタイルなどで無い場合には化繊系のシュラフでも良いとは思います。何より高価ですので、そこは使い方次第ですね。
ファミリー分のシュラフを用意する場合などは、全て羽毛(ダウン)にすると血涙が出る感じです(汗
収納袋に入れやすい
ダウン系のシュラフは、折りたたまずに収納袋に入れるのがベターとされています。
折りたたむとダウンが偏ってしまうためです。そのため、収納するのが非常に楽で助かりますね。
足元から押し込んで回しながら入れるのがコツです。すると、ダウンの空気が上手に逃げて収納しやすくなります。
底冷え解消方法
どんなシュラフでも起こり得ますが、シュラフ単体で寝た場合は体重によりダウンが潰されて十分な空気が確保出来ずに、底冷えが起こります。
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また、マットに下にはコットを設置し、地面から体を離すスタイルがもっとも効果的です。
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まとめ
- 暖かさと可搬性を両立する600DX
- 頭・首元・ファスナー周りなど寒いところに工夫アリ
- 関東周辺のキャンプ場(標高1000m程度まで)であれば厳冬期もOKな保温性
- 永久保証付き(修繕。ただし程度により有償)
- MADE IN JAPAN。自社工場による生産で高品質
- 予算よりも、使用用途に合わせたチョイスが幸せなシュラフ選びに繋がる
以上、ナンガのオーロラライト 600DXのレビューについてでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。
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