バウルー ホットサンドメーカー (ダブル) レビュー
バウルーのホットサンドメーカー(ダブル)のレビューです。70年代に発売され、ホットサンドメーカーの代名詞的な存在であるバウルー。
パンはもちろんのこと、「何を挟んでも美味い」のでおうちやキャンプで大活躍しています。
(バウルー愛好家のことを「バウラー」と呼ぶのだとか。)
焼いた人も、食べた人をもとりこにするこのバウルー、そのルーツは、なんとブラジルサンパウロ州バウルー村(現在はバウルー市)にあります。バウルーの取扱説明書を見ると、その昔、バウルー村出身の青年が、大学時代に暮らしていた学生寮で使っていたものが広まって、現在の形になった…とのこと。
出典:バウルー
ブラジル発祥の調理器具なんだそうです。意外ですよね。
ホットサンドメーカーの種類
ホットサンドメーカーには「電熱式」と「直火式」のものがあり、バウルーは後者のタイプですね。簡単に丸洗い出来て場所も取らず、キャンプにも手軽に持ち込めます。
「ダブル」と言うことで、左右二つに分かれていることが最大の特徴。
2人分の調理をするのに丁度良い塩梅です。また、2つの味を同時に楽しむこともできますね。
今回ご紹介するダブルタイプの他、シングルタイプもリリースされています。
シングルタイプの方がより多くの具材を挟み込むことができ、チョイスは非常に難しいところ。
そこで購入検討されている方へ向けて、ダブルタイプの使用感をじっくりレビューしてみたいと思います。
SPEC
- メーカー型番: BW02
- サイズ:14.5×35×3.7cm
- 本体重量:420g
- 直火式※IHは使用不可
- 生産国:日本
- 素材・材質:アルミダイキャスト、フェノール樹脂、フッ素樹脂
ディティール
TSBBQホットサンドメーカーとの比較
写真左が今回ご紹介するバウルーのホットサンドメーカー(ダブル)です。
燕三条製 TSBBQ ホットサンドメーカー レビュー [itemlink post_id="1819"] 燕三条製 TSBBQ ホットサンドメーカーのレビューです。 「燕三条」(つばめさんじょう)とは 新潟県[…]
以前ご紹介したTSBBQ製のホットサンドメーカー(右)と同時に使って、色々比較してみました。
鉄板部分
鉄板部分です。バウルーのロゴマークが施されています。
ただしこれは外側のみで、ホットサンドに何か模様が付いたりするわけではありません。
内側表面はテフロン加工が施され、特別なお手入れは必要ありません。
「ダブル仕様」なので左右に分かれています。ホットサンドを作るとだいたい2人で分けることが多い(気がする)ので合理的な作りです。
2分割仕様は内容量についてシングル型よりも劣ります。(そもそもの大きさ感が、バウルーは少し小さめ。)
ただし、コンパクトなため可搬性には優れています。
今回は社会情勢を踏まえ「おうちキャンプ」での使用でしたが、キャンプで使用するのにも適したサイズ感ですね。
ヒンジ部分
ヒンジ部分は、固定式です。動作についてはスムーズで問題ありません。
一方で、比較したTSBBQのホットサンドメーカーはヒンジが自由に取り外せるようになっています。
使用後に洗う時にラクなのと、仕上がったホットサンドを「ホイっ」とお皿に載せる時に重宝します。
また、片面のみで目玉焼きを作る、なんて時もやりやすいです。
(というわけで、外せた方が便利かもしれないですね…)
ロック部分
ロック部分。ハンドル後端についたDリングを引っ掛け、ロックする仕組みです。
簡単な操作で、調理中でもスムーズにロックすることができます。
ハンドル
ハンドルは細めで、握り心地は丁度良い感覚。
調理中でも熱を持たずに握ることができます。
アップルパイをメイク
バウルーのホットサンドメーカーで、アップルパイを作りました。
ダブル仕様の部屋の大きさが、アップルパイを作るのに非常に丁度良い大きさなのです。
市販のパイシートを敷いて、アップルパイの具を挟んで焼くだけです。
非常に良い感じで調理することができました。
バウルーのホットサンドメーカー(ダブル)でアップルパイを作りました😌
バニラアイスを乗っけると最高ですぞ…#ニワンピング#ベランピング#おうちキャンプ pic.twitter.com/ECWCCmDpUU
— MAAGZ (マーグズ) (@maagz_jp) April 25, 2020
調理手順は動画にまとめました。焼きたてのアップルパイにバニラアイスを乗っけて食べると最高ですぞ…
焼き上がりが早い
同じパイシートで同時に調理していますが、バウルーの方が焼き上がりが早いですね。
どちらもアルミ製なのですが、差が出ました。
朝ご飯をスピーディーに作りたい時などに重宝します。
カリカリ感のある仕上がり
今回はアップルパイでしたが、パンを挟むと耳と中央がしっかりプレスされ、カリカリ感を楽しむことが出来ます。
また、具がこぼれにくくて食べやすい状態に仕上がります。
デメリット
重心がやや手元寄り
デメリットとしてはコンロに置いた時に、五徳の上で非常に安定しにくいことです。
また、重心がやや手元寄りなのが気になりました。手前側に傾いて、ハンドルが下を向いてしまいます。
TSBBQは、プレート側に重心があるためコンロに置いた時に安定します。
一方で、プレートを開いた時には、今度は奥側に倒れそうになってしまいました。
やや重心バランスが不安定な印象です。
※ただし、これはダブル仕様特有の可能性もあります。底面が平らでないため、やや安定感に欠けるのです。
シングルタイプは底面がフラットです。
汚れが目立ちやすい
それから、表面についた汚れが落ちず、少し目立ってしまいます。
使い込んだ感は出るので、個人的にはある種の「エイジング」だと思えるのですが、気になる場合もあるかもしれません。
まとめ
- 耳と中央がしっかりプレスされ、カリカリ感を楽しめる
- 2人分の調理をすることが前提であれば合理的
- 2つの具を一度に楽しめる
- 焼き上がりがはやい
- 軽量コンパクト(420g)
- ヒンジは固定式(外せた方が便利)
- 底面がフラットではないため安定感はやや劣る
以上、バウルーのホットサンドメーカー(ダブル)についてでした。
maagzを最後までお読みいただきありがとうございました。