ogawa アポロン レビュー
ogawa アポロンとは
ogawaのテント、アポロンを購入し数回使用しましたので所感をブログにまとめておきます。
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メーカー公式の使用最適人数は5人。ogawaのラインナップの中で、ティエラ ラルゴと並んで最大級の大きさを誇るテントになります。
設営が簡単なのに広大なスペースを得ることが出来る流行のトンネル型テントですね。
結論から言うとめちゃくちゃ良いテントです。
ファミリーキャンプにおいて快適で広大な空間が欲しい!という要求をしっかりと満たしてくれるのは間違いありません。
しかし高価なテントなので、いざ購入!となってもなかなか踏み切れないケースもあるかと思います。
なので、実際に購入した私が、購入検討の段階からどんな思いでアポロンをチョイスしたのか。そのあたりの考え方、そして実際に使用した印象などをお話します。
- なぜアポロンなのか?
- 比較検討したテント
- 初張りインプレッション
そんなところを中心にお話していきます。
アポロンを購入検討されている方に何らかの参考になれば幸いです。
ライバルのトンネルテントについてもレビュー記事を書いています。あわせてご覧ください。
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ogawa アポロン SPEC
- 重 量 /総重量(付属品除く):23.0kg
[内 容]フライ:約10.7kg、ルーフフライ:約1.2kg、インナーテント:約3.2kg、ポール:約7.9kg - 素 材 /
・フライ:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
・インナーテント:ポリエステル68d
・グランドシート:ポリエステル210d(耐水圧1,800mm)
・ルーフフライ:ポリエステル75d(耐水圧1,800mm)
・メインポール:アルミφ19mm×2、アルミφ17.5mm×2
・リッジポール:アルミφ14.5mm×3 - 収 納 / 80×45×35cm
- カラー / サンドベージュ×ダークブラウン
- 付 属 / 張り綱、アイアンハンマー、スチールピン、収納袋
ogawa アポロンのディティール
付属品一覧
付属品一覧です。左から、フライシート、インナーテント、ルーフフライ、収納袋。
ポールは全部で7本。ポールA(黒)×2、ポールB(黄)×2、ポールC(赤)×2、ポールD×1。
その他張り網、ぺグ、ペグハンマー付き。
オプション
その他、インナーテントの下に設置するPVCマルチシートを購入。
インナーテント内のグランドマットも別途購入しました。
アポロンが¥159,500、PVCマルチシートが¥8,249、グランドマットが¥21,201で、トータルで¥188,950のお買い物です。出費を抑えたい場合、マルチシートやグランドマットは社外品でも良いかと思います。
村の鍛冶屋 エリッゼステークペグを購入
純正ペグで特に不満が有るわけではないですが、よりかっこよさを求めてエリッゼステークペグを購入しました。
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初張りの概要
ちなみに、初張りはひとまずインナーテント無しの状態。デイキャンプでタープ替わりに使用してきました。
特に風も吹いていなかったですし、宿泊するわけではないのでガイロープの設置は省略。ペグダウンは最低限の前後4箇所での使用です。
ちなみにインナーテントを設置すると、ざっくりと半分ぐらいリビングが減るぐらいのイメージです。
ogawa アポロンを選んだ理由
アポロンを選んだ理由
ファミリーキャンプに使用
そもそも論として、なぜアポロンを購入したのか?というお話です。もっとも大きな理由としてはファミリーキャンプ向けのテントが欲しくて購入しました。
ちなみに、私の家族構成は妻一人、子一人。それだけだとアポロンは大きすぎる気がします。しかし弟ファミリー(4人家族)との共同キャンプが多いため、2家族で大きめのシェルターとしても使用出来る所に魅力を感じました。
2ルームのトンネル型テントは潰しがききます。
家族が増えてもOK
それから現在長女が2歳でして、今後さらに家族が増えた時にも対応出来るテント、というのも条件の一つでした。
そんなに何度も買い直せるものでも無いですし、長いこと使える大型のテントが良いだろうな、という判断です。新婚時代にちょっと大きめの冷蔵庫を買うのと同じ理屈?ですね(笑)
設営が簡単である
それから子供達が小さいので設営が簡単なことも条件の一つでした。
トンネル型テントは設営が楽、というのは、すでに持っているスノーピークのヴォールトで感じていたので、またトンネル型が良いなあ。という思いが有りました。
設営の簡単さで言えばティピー(ワンポール)型テントでも良いのですが、シェルターとしても使える点に魅力を感じましたね。
ogawa アポロンの特徴
オールシーズン対応
また、オールシーズン対応というのもポイントです。特に全ての面に蚊帳が装備されているのが魅力でした。蚊に刺されるのが嫌いなので、通気性を確保しつつ全面フルメッシュに出来るアポロンがしっくりきたという訳です。
単にフルメッシュというだけでなく、とにかく開口部が広いので抜群の開放感を得ることが出来ます。
重さは覚悟しておいた方が良い
アポロンを購入する上で、覚悟しておきたいのはやはり大きさ&重さ(約23kg)です。
もちろんスペック表で確認済みでしたので分かってはいたものの、なかなかパンチのあるデカさです。とはいえオートキャンプで使用する場合さほど気にならないですが..
マンション住まいの方などは注意が必要ですね。保管場所も占有しますし、取り回しや運搬の手間については色々と考慮しておく必要が有ります。
また、当然ながら車のラゲッジも相当なスペースを占領します。大型のミニバンなどにお乗りの場合ですとあまり気にならないですが、積載スペースの限られる車種ですとなかなかに厳しいものが有ります。
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軽量でより可搬性に優れるテントが良い。という場合はファシルという選択肢もあります。
なぜ重たいのか
という訳で、重さに関して割とdisってる感じになってしまい恐縮ですが、一方でズッシリとした重さによる設営時の安定感が魅力の一つです。めちゃくちゃがっしりしており、これは軽量設計を特徴としたテントにはない安心感。
初張りした日は極めて穏やかな天候でしたのでアレですが、よほどの強風でない限り倒壊するようなことはまず有り得ないでしょう。
アーチフレーム+縦3本のリッジポール
ポール類もかなり図太く、これも重さの一因になっているのですが設営した時の剛性感はハンパないです。
そして、アポロンの最大の特徴と言っても良い、縦3本のリッジポール。一般的なトンネルテントで基本のアーチフレームに加えて、写真の赤線で示した位置にポールが3本入ります。
この3本のリッジポールが加わることで、テント全体のネジレ剛性が格段に上がるため、全体の安定性が桁違いにUPしています。
リッジポールはテント内にランタンを引っかけやすいというメリットもあります。写真は、Barebones living(ベアボーンズリビング)のエジソン ストリングライトLED(3連のLEDライト)を使用。
(テント内は火器厳禁なので、LEDランタンが適しています)
分厚い210デニールのポリエステル
また、マテリアルは210デニールのポリエステルということで分厚く非常に頼り甲斐のあるフィーリング。
遮光性、断熱性も高く快適性は非常にハイレベルです。
100D=トレッキングのバックパックなど
200D=クライミングパンツなど
400D=ウェーダーなどだいたい、こんな感じのイメージ。200Dは重さと強度のバランスが取れた感じの素材感です。非常に耐久性が高そうな印象を受けました。長く使えるのは間違いないです。
それらと天秤にかけて、この重さを許容出来るか否か、というところで判断すると良いですね。当然ながら、購入した私はそれを受け入れたということです。
重たいことは間違いないですが、問題なく成人男性一人で持ち運びすることが出来ますし、メリットを考慮すると全然許容範囲です。
ogawa アポロンと迷ったテント
ノルディスク レイサ6
出典:ノルディスク
今回、アポロンを購入するにあたりもっとも悩ましい存在だったのがノルディスク レイサ6です。どちらも2ルーム、トンネル型のテントですね。
決め手はスカートの有無(アポロン有、レイサ無)。スカートのないレイサ6は冬場の冷気侵入が心配です。もちろんレイサを購入しDIYでスカートを装着するという手段も有りますが、面倒くさがり屋な私にとって最初からスカート付きの方が魅力的でした。
さらに、やはり純正装備のスカートの方が見た目も美しいはずです。

また、レイサは前後のルーフが傾斜しています。

一方でアポロンはルーフの傾斜が緩やかなので、おそらくですが隅々まで天井高が高いアポロンの方が全面で立ったまま移動が出来るのでストレスが少ないはずで、そこも決め手の一つです。
さらに、剛性面ではリッジポールのあるアポロンが有利です。
そしてレイサはビニールの窓が特徴的です。個人的には実物を拝見したところ、少し好みの分かれる質感という印象を受けました。
とはいえ、いつかはノルディスクのテントも手に入れたいという願望は有ります。
↓レイサ6のレビュー記事はこちらになります。
Nordisk Reisa (レイサ)6 PU レビュー [itemlink post_id="21026"] Nordiskのテントと言えば、多くのグランピング施設で採用されているベルテント型テントのAsgard(アスガルド)[…]
サバティカル アルニカ サンドストーン
出典:サバティカル
とにかくコストパフォーマンスに優れた、サバティカル アルニカ(サバティカルはA&Fのプライベートブランド)。アポロンやレイサ6のおおよそ半額でほぼ同等の居住空間が得られる、ということで非常にソソられるものが有ります。
しかしながら、高いコストパフォーマンス、流行りのトンネル型2ルームとツボを抑えた作りで当然ながら多くのキャンパーに支持され、人気が集中し多くのバックオーダーを抱えることに。現在、抽選形式でのみの販売ということで入手しにくさが難点。
すぐにテントが必要でしたので今回は残念ながら見送ることになりました。しかし、もし普通に入手可能であればこちらを購入していた可能性は高いです。
ヘルスポート バルホール
出典:varuste.net
あと気になったのはヘルスポート バルホールですね。(ヘルスポートはノルウェー発のアウトドアブランドで、玉ねぎ型シルエットのシェルター「バランゲルドーム」が大流行しました。)
バルホールは8〜10人用の大型トンネルテントで、全長は圧巻の780cm。
素材はポリエステルですが難燃素材を採用しており、また天井に薪ストーブ用の煙突ポートを備えているという個性派トンネルテント。
気になった…ものの、ハイエンドなテントメーカーですし海外幕ということでお値段は雲上系…さらにインナーテントも別売りということで、予算オーバーでした(汗
でも絶対カッコいいよな..
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